ポケダンDX プレイ記 (表シナリオクリアまで)

ゲームポケダンDX

自分の中で買おう買おう詐欺が長く続いていた「ポケモン不思議のダンジョンDX」を購入。年末年始を利用してプレイ。

購入まで

グレイシアを主人公にできると気付いた瞬間、購入を固く決意。
逆に何故ここに気付くまで数年かかったのか分からないレベル。

ちなみにリメイク元のGBA版『ポケモン不思議のダンジョン 赤・青の救助隊』は未プレイ。
その一方、DS版『ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊』、3DS版『ポケモン超不思議のダンジョン』はプレイ済み。

登場ポケモン、技、特性、すごわざ(かしこさ)

登場ポケモン

GBA版のリメイクなので、当時の本家GBA版(ルビー・サファイア・ファイアレッド・リーフグリーン・エメラルド)までのポケモンが全て登場する。

それらに加え、

  • シンオウ地方の一部のポケモン(リオル、ルカリオ、ホウエン地方までのポケモンのうちシンオウ地方で新たに登場した進化前・進化後全種)
  • ニンフィア
  • それらに対応するメガシンカ形態

が新たに追加されて登場。

後述の「技」はウルトラサン・ムーン準拠だが、登場ポケモンにリージョンフォームを追加しなかったのは個人的に嬉しい。
原種ポケモンの立ち位置をある意味で貶めている一面もあるため、個人的にリージョンフォームそのものが好きではない。

技・特性・すごわざ

基本的に、本家のウルトラサン・ムーンまでの技・特性が登場。
専用技に関しても同じで、ダイヤモンド・パールで登場した特性「てきおうりょく」や、ブラック・ホワイトで登場した技「サイコブレイク」、オメガルビー・アルファサファイアで登場した技「ガリョウテンセイ」や特性「デルタストリーム」等も登場。

但し、ポケモン毎の隠れ特性及びタマゴ技は存在しない。
さらに探検隊と異なり、特性はポケモン1体につき1つまでで、『超ポケダン』のように切り替え不可。後述の「すごわざ」の存在によるものだろうか。

技の強化

『超ポケダン』と同じく、技は使用していったり強化アイテムを使うことで、「威力」「命中率」「PP」を強化できる。
技の強化度合いは自分の仲間全員で共有される。

PPはほぼ共通で30まで達し、威力も概ね同じ数値まで上がる。
そのため、目の前1マスや周囲1マス範囲の攻撃範囲の狭い単発攻撃よりも、部屋全体の敵を纏めて攻撃したり、離れた敵を(連続で)攻撃する技を覚えられるポケモンが圧倒的に強く、便利になる。この辺りは従来のポケダンと同様の感覚。

特に、今作では「強化」という概念がかなり強力になっているため、連続攻撃系の技の総ダメージは余裕で1000を超えるのでかなり強い。

すごわざ

従来の「かしこさ」や「ラピス」「バングル」を、特性の様な形に落とし込んだような新要素。
1ポケモンに1つだけ、特殊な能力を備えることができる。

見た限りで、強力だと思ったすごわざは下記の通り。

すごわざ名備考
ごりおし『超ポケダン』のラピスでお馴染み。敵の特性・タイプ相性で今一つ・効果無しの発生を無視
オニせいちょう全ポケモンの獲得経験値が2倍になる。シナリオでボスに負けることはほぼ無くなる
れんぞくひっちゅう連続ヒット系の技が外れなくなる。とげキャノンやタネマシンガンが凄いことに
つうろひっちゅう通路で技を使うと必ず当たる。主な使用用途はほろびのうただろうか
すぐまんぷくお腹が回復するアイテムを食べると必ず満腹になる。ただのタネでも可
くうにこまらずちいさなリンゴの出現率激増。水ダンジョンでも登場するのが強い
はんぶんのこす特定回復アイテムの消費時、下位アイテムにして残す。生存率が高まる
わきあいあい連れている仲間が多いほど勧誘成功率アップ。これとみねうちがあれば勧誘は大体OK

表シナリオ

オープニング~チーム結成

グレイシアを主人公にしたいので、イーブイが主人公というのは最初から確定。
悩んだのがパートナーで、これまでは御三家やピカチュウをパートナーにしていたため、趣向を変えてそれら以外のカラカラを選択。

ポケダンシリーズ恒例の、「人間が記憶喪失を伴ってポケモンになっている」というスタート。
自分の名前だけは憶えている。
また、世界では謎の自然災害が多発しているらしい。

イーブイはてきおうりょくなのでノーマル技が威力アップ。
カラカラはなんと、周囲2列範囲をまとめて攻撃するぶんまわすを最初から覚えており、かなり強力。

特性もひらいしんなので、マヒやほうでんが脅威となるでんきタイプ技を完全に遮断できるのは有難い。

チームを結成して家も提供される。
ポケモンの本能でこういう家は嬉しいらしい。

救助活動開始~サンダー戦

基本的に「いいえ」相当の選択肢を選ぶと面白い会話になるのがポケダン。
無意味に選択肢を用意して結局同じ話にしかならず手間にしかならないゲーム達とはわけが違う。

救助キャンプを作ってくれるプクリン。
しかし「たあーーー!!!」と言ったり友達を重視するこのプクリンの姿は、『探検隊』のギルドリーダーのあのプクリンそっくり。
ペラップと出会う前かつギルドを結成する前はここで働いていたのだろうか?

先輩チームの「FLB」、ライバルチームの「イジワルズ」が登場。
FLBは『探検隊』『超ポケダン』にもいたような気がする。

カラカラちゃんこと瑞希、前方10マス範囲内に2ヒット・貫通のホネブーメランを習得。
実はこの前にすごわざ「ごりおし」を習得しているので、これを防げるポケモンは存在しなくなっている。強すぎる。

シナリオを放置して依頼をこなし続け、救助隊ランクを上げていった。
ウソハチ、マネネの像が建ったため、このシンオウ地方のポケモン2体がダンジョンで出現するようになり、勧誘。

ふしぎなメールで入手した依頼のお礼で加入したアゲハント。
部屋全体技のぎんいろのかぜ、4マス前方までの敵1体を攻撃するシグナルビームが強力なのでレギュラー入りさせた。
DXグミを投与し続けた結果、すごわざのオニせいちょうを得たのでレベリングが捗る。

沈黙の谷の「怪物」に慄く瑞希。こっちも怖いしお腹いたたたた。

ウソがバレる。
というより朝食抜きで救助活動できるらしいし、ワタッコちゃんは朝食を摂っているか否かまで見ているらしい。怖い。

もう行くしかないよね。
一応、ワタッコちゃんの友達の救助は成功するが、その前に救助に向かったダーテングが帰ってこないらしく、ダーテングの救助に意気揚々とするカラカラこと瑞希ちゃん。

うーんやっぱお腹痛いなー。(瑞希ちゃんもさっきお腹痛い痛いしてたし)

え、なんで…………。

そしてダーテング救助のため、サンダーのいる雷鳴の山へ。

うーん強い。(実際に本当に強い瑞希ちゃん)

サンダーとの戦いを経て、主人公が人間であるという秘密に驚いたフーディンは、その謎をネイティオが知っているかもしれない、ということで、彼のいる大いなる峡谷を目指すことに。

大いなる峡谷~逃避行

救助隊ランクアップのため、依頼活動を続けていると色違いの強敵を発見。
撃破はできるが仲間にはできない模様。

大いなる峡谷に行く前に、ランクが「ウルトラランク」に到達。
ルカリオは伝説的な救助隊のリーダーらしい。
『探検隊』では、伝説の探検隊として「レイダーズ」(エルレイド、ロズレイド、ドサイドン)が存在していたりするが、『超ポケダン』のつながりオーブを見ると特に関連性はなさそう。

ルカリオは「ミステリーハウス」で出会えるらしい。
そもそもこの時点でミステリーハウスが何なのかは分からなかった。

お金(ポケ)も並列して貯め、現時点で作成可能な救助隊キャンプを全て作成。

そして大いなる峡谷を登っていく。

山頂にいるネイティオから、「キュウコン伝説」について尋ねる。
しかし、主人公とその伝説に出てくる悪い人間に関連があるのか明確な答えは得られず、「世界のバランス」が崩壊し始めていることにより自然災害が多発していると告げる。
この話はゲンガーも盗み聞きしており、救助隊チームらにウソをまき散らそうとする。

こちらもゲンガーに負けじとウソを吹き込んでいく。

ごめん。

夢にサーナイトちゃんが登場。
どうやら自然災害の謎や主人公の秘密のあれこれを色々知っているらしい。

大いなる峡谷でのネイティオとの会話を盗み聞きしていたイジワルズのゲンガーは話を捻じ曲げ、「伝説の悪い人間=主人公」「悪い人間のせいで世界のバランスが崩れている」という噂を流し、全ての救助隊が主人公らの敵となるよう仕向ける。
何故ゲンガーはここまで主人公のことを貶めようとするのか。

FLBも敵に。しかし、一晩の時間をくれる。
そして、真実を見つけるために逃げて生き延びろと述べる。優しさの塊。

どんな救助隊も追いつけないような厳しい場所を求めて、ファイヤーのいる炎の山、フリーザーのいる樹氷の森へと進んでいく。
そして、自然災害をキャッチする能力を持つアブソルが仲間に加わる。

遥かなる霊峰の山頂にて、ついにFLBに追いつかれる。
戦闘中の中で、伝説のあのキュウコンが登場し交戦中断。さらに、「伝説の悪い人間は主人公ではない」「自然災害の原因は別にある」という答えを本人から得ることに成功し、ようやく長い長い逃避行の閉幕となる。

本当に?

そして、その自然災害の影響でグラードンが目覚めているという状況を伝えるキュウコン。

ゲンガーに唆されてたゴールドランク。
ちなみに僕たちウルトラランクです。

ペリッパーさんがイケメン過ぎる。

タダじゃおかねえからな!覚悟しとけよ!!

自宅改築~グラードン戦

再び夢に現れたサーナイトちゃん。
主人公ではない別の人間が、キュウコン伝説の通りサーナイトの元パートナーということがキュウコンによって明らかになったが、サーナイト本人は酷いことをしたパートナーを恨んでいないらしい。
なんかDV夫に依存する妻みたいな感じがするけど大丈夫かな。

広場にゴンベ出現。
お腹をすかせているようで、リンゴをあげるとお礼に「ゴンベのハラマキ」をくれる。
ランダム出現かつお礼もランダムとなっている感じ。(2回目は「ふっかつのタネ」だった)

フーディン達FLBがグラードンを食い止めるために出動している中、主人公達は依頼をこなしていく。
結構レアそうなトゲピーが依頼のお礼で仲間になった。

そしてこのタイミングで、ついに救助隊ランクが最高の「グレートマスター」に到達。
これに伴い、トップメニューのエンブレムの右下が解放された。

依頼掲示板に掲載される依頼が1日につき8件しかなく、掲示板が増えることも掲載依頼数が増えることもなく、ただダンジョンが増えていくので、この辺りでポイントを稼いでおかないと後々辛いと判断。
この時点でも、樹氷の森~氷雪の霊峰の依頼を貯め込んで一気に消化した合計依頼ポイントでも十分稼げる感じだった。

ソーナノ達の依頼でマンキーを何とかすることに。

因縁つけて自宅前まで追いかけてくる。ヤンキーマンキー。

クリの実をエサに主人公の自宅改築を手伝ってもらおうとするカラカラちゃんこと瑞希。

あげない。
すると襲い掛かってくるが…

渋々クリの実をあげて手伝わせる。
改築も順調に進み…

サボりだした。

クリの実があれば作業を続けてくれるらしい。

あげない。

学ばない。

あげた。

そして完成。
主人公のポケモンの種類と同じ見た目の家になる模様。

約束の改築作業が終わったので、クリの実契約も終了。

「キミ達、明日からもう来なくていいからね」と言わんばかりのリストラ宣言。

森へ帰ってもらいました。

その後、どれだけ経ってもFLBが帰ってこないという報告があり、FLBを助けに行こうという話になる。

僕たちグレートマスターランクですけど。

ナントカ三銃士みたいな感じで名乗りを上げるポケモン3体が地底のダンジョンに向かう。

そして翌日。

綺麗にまとめてやられて帰ってくる。

ということで主人公チームやその他のチーム、再びこの三銃士チームも地底のダンジョンへ行き、みんなでFLBを助けようという流れに。

だんがいのつるぎで威嚇しながらグラードン出現。

おねむグラードン。

グラードンを退け、FLBをも救ったということで、みんなが認める一流の救助隊チームになった主人公達。

しかし直後、ネイティオがテレパシーで、

全ての自然災害の根源の巨大な星の接近を伝えてくる。

助かる道はただ一つ。
天空の塔にいるレックウザに星を破壊してもらうこと。

しかし、天空の塔は空の遥か上に位置しており、通常の手段では辿り着くことすらできない場所。
そのため、ネイティオとフーディンがテレポート能力を駆使するとのこと。

出発直前の夜。
人間と因縁があるらしいゲンガーは、ゆめくいで主人公の心の底を暴くために接近。

その最中、夢の中にサーナイトちゃん再び登場。
主人公は、星の衝突を食い止めるために自らポケモンになったという事実を打ち明けられる。
記憶を持っていないのは、心の内にある純粋な覚悟を示すため、敢えて記憶を失ったらしい。

今の話を覗いていた者。恐らくはゲンガーだと思うが…

一体ゲンガーは何者なのか。

そして翌日。
ネイティオとフーディン、そしてゲンガーらしきゴーストタイプポケモンの力で「テレポートの結晶」が作られ、これを用いて天空の塔まで行くことに。

ゲンガー…?

そして天空の塔へ。
気流と雲で構成された神秘的ダンジョン。

頂上でレックウザに会うが、生物毎に定められた住むべき場所(テリトリー)を侵す侵入者には容赦なく攻撃を仕掛けてくる。

勝利後、星の接近に気付いたレックウザははかいこうせんで星を砕く。
しかし主人公達はその余波で吹き飛ばされ、さらに生死の境目を彷徨うことになるが…

なんとゲンガーによって助けられる。

主人公達が意識を取り戻したのも束の間、星の衝突を食い止めるという使命を終えた主人公は、人間の世界へ戻ることに…。

あまりにも唐突で悲しすぎる別れ。

しかし、パートナー達と共に在りたいという強い想いにより、主人公は再びポケモンの姿でパートナー達と再会し、救助活動を続けていくことに。

クリア後では進化ができるようになる。
主人公のイーブイも念願のグレイシアに。

感想

シナリオ

リメイク元GBA版の次作『探検隊』路線のハズレのないシナリオ。
『マグナゲート』『超ポケダン』のような生命体の業の集合体という要素を持ってきていない。
また、諸悪の根源という存在そのものを用いておらず、それは巨大な星の衝突という要素を危機としているためポケモンに対する嫌悪感を抱かせていない構成になっている。
(『探検隊』ではダークライが諸悪の根源として明確に描かれており、その後はポケモンにそういった扱いをしたくないからなのか「氷触体」「ダークマター」といった負の感情の結晶がラスボスとなっている)

逃避行以降の展開はグッとくるものがある。
人間やサーナイトと大きな関係があるらしいゲンガーに関しては未だ謎が多いため、その辺りはクリア後シナリオで明かされるのだろうと思っている。

ダンジョンシステム

DS版の『探検隊』と比較すると非常にプレイしやすい。
また、『超ポケダン』の巨大サイズのポケモンの攻撃範囲などの要素を取り入れており、サイズの大きなポケモンのデメリットだけではなくメリットも与えている。

基本的にプレイヤーが有利になる措置が執られており、例えばかしこさを連想させるすごわざは、従来のかしこさを敵ポケモンも所有していた一方、今作のすごわざは味方ポケモンのみ所持・発揮する形になっている。

ただ、かしこさが失われすごわざが設けられた中で、ダンジョンの階段の位置をある程度把握する能力や、「いあつかん」のような攻撃阻害効果、溜め技を1ターンで繰り出せる「ためいらず」のような効果が失われているのはやや寂しい。

バトルにおいては、素早く2連続で攻撃を放った際、同じ攻撃モーションを二度行う部分がややテンポが悪めと感じる。二度目のモーションなしの2ヒットの方があっさりしていると思うのだが…。

育成要素

技を強化する「ガツン系」アイテムの収集がかなり困難と見える。

クリア後ダンジョンなどである程度解消されるのかどうかは分からないが、ふしぎなメールのパスワードや救助隊ランクアップの報酬で得られたもの以外で集めた数はかなり少ない。

グラフィック

落書き調をイメージしたテクスチャを用いて、ほのぼのとした世界観を描写している。
例を挙げるならば、『ヨッシーアイランド』シリーズのような感じ。

視認性が悪いということもなく、非常に鮮やかでポケモン達も映える。

気になったのはダンジョン内での天候「ひざしがつよい」時のギラギラとした明るさ辺りか。
日差しの光の強さはもう少し抑えてもいいのではと感じた。

また、主人公やパートナーを進化させた場合の会話アイコンはきっちり作ってほしかったと思う。
これは過去のシリーズでも同様で、主人公とパートナーを進化させると会話がやや寂しくなる。(『超ポケダン』ではシナリオで生命の樹(ゼルネアス)の力で一時的に進化した場合の会話アイコンの差分は確か作られていたはず…?)
次作を出す場合であれば何卒。自分であれば、グレイシアの喜怒哀楽アイコンは見たい。

選んだ主人公・パートナーポケモン

イーブイ

「リフレッシュ」→「てだすけ」の順の連結技がサポート面においてかなり優秀。
例えばポケモンの技以外で、罠を踏んだりベトベターフードを食べた場合に発生する状態異常をリフレッシュで回復し、直後に部屋内の味方全体に攻撃・特攻アップのバフをかけるてだすけが発動する。

リフレッシュそのものが味方全体に適用されるというのもかなり強い。
同様の効果は、いやしのすず、アロマセラピーにも備わっている。

ちなみに、「てだすけ」→「リフレッシュ」の連結順だと、仮に使用ポケモンが混乱していた場合、混乱状態のてだすけで敵にもバフをかけてしまうことになる。

攻撃技としては、4マス前までの敵1体を攻撃できる「シャドーボール」が優秀。但し技マシンでの習得限定。

イーブイの進化系では、部屋全体技を覚えられるのは「シャワーズ」「サンダース」「グレイシア」の3種のみ。
(シャワーズ、グレイシアは「ふぶき」、サンダースは「ほうでん」)
その中で、サンダースは4マス前までの敵1体を連続攻撃する「ミサイルばり」も習得可能。

カラカラ

主人公・パートナーポケモンの中で恐らく最も化け物じみた火力を持つ。

ゲーム開始時の時点で、周囲2列範囲の敵全てを攻撃する「ぶんまわす」、目の前の敵に連続攻撃をする「ホネこんぼう」を持つ。
それだけではなく、Lv21で、前方10マス範囲内の敵全てに2ヒットするという異常な火力の「ホネブーメラン」を覚える。
加えて、Lv27で「みねうち」を習得するので勧誘においても非常に優れている。

クリア後に解禁される教え技のうち、部屋全体攻撃の「だいちのちから」も覚えれば鬼に金棒。

カラカラのすごわざを「ごりおし」にしておけばかなりの火力を安定して叩き出せる。

BGM

全てGBA版のアレンジのはず。
各ダンジョンの雰囲気に沿ったBGMという形で臨場感溢れる。天空の塔のBGMは特に神秘的で好み。

ただ、GBA版リメイクを謳っているからなのか、殆どのBGMにGB・GBAの8bit音が混じり込んでいる。
個人的には、グラフィックと共に綺麗になっているのだから、古き時代の8bit音は入れてほしくなかったという感じ。
どこぞのゲームのように、リメイク版や最新作であるにも拘わらず、過去(GB・GBA版)の戦闘BGMをそのまま引っ張り出してくるよりは遥かにマシではあるのだが…。

全体として

かなり楽しめる作品。定価以上の価値は十分にある。

まだ表シナリオをクリアした時点での感想なので、クリア後に登場すると思われる(99階層の)やり込みダンジョンなどを考えれば、その価値はさらに大きくなると思える。

ほのぼのとし、神秘的なポケモンの世界を純粋に楽しみたいのであれば購入して損はないだろう。
『空の探検隊』をベースにした『探検隊』のリメイクも強く待ち望んでいる次第。

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