Swtich後継機種ではSwitchソフトも遊べる

ゲーム

経営方針説明会にて

任天堂の経営方針説明会で、「Switchの後継機種でもSwitchのソフトをプレイできる」という発表がされた。

以前から「ソフトの引継ぎプレイは可能になるだろう」と予測されていたが、今回の説明会で公式の場から現実のものであることが語られた。

説明資料から読み取る

今回の説明会で用いられたプレゼンテーション資料も公開されている。

資料内の「Nintendo Switch Online」「Nintendo Switch」に関するページでは、Switchの目指す方向性などが示された。

従来の携帯型・据え置き型を統合したSwitch

これまでは「ゲームボーイアドバンス」「ニンテンドーDS」「ニンテンドー3DS」といった携帯型ハード、「ゲームキューブ」「Wii」「WiiU」といった据え置き型ハードに分かれて展開されていたが、「Nintendo Switch」では携帯型・据え置き型の2モードを選べるデュアル型となっている。

元々据え置き型でしか遊べなかったようなシリーズが携帯機でも楽にプレイできる、携帯機型限定だったシリーズが大画面でもプレイできるなど、双方に大きなメリットを齎し、携帯型と据え置き型の面を併せ持ちながら「一人に一台」を実現している。

かくいう自分は、「ゲームといえば携帯型」という主義なので、これまでの据え置き型シリーズを携帯型で遊べるようになったのは非常に嬉しい。
長らく「Switch買う買う詐欺」を続けていた自分がSwitchを購入するに至った理由もこれによるもので、「スーパーマリオ3Dコレクション」にゲームキューブソフト「スーパーマリオサンシャイン」が収録されると発表された瞬間に、一気に購入へ踏み切った

アスペクト比が16:9となり、グラフィックHD化も施されて収録された、「スーパーマリオ3Dコレクション」の『スーパーマリオサンシャイン』。
GCは据え置き機だったが、今作では携帯機でもプレイができる。
ゲームキューブ版と同じくシャイン120枚入手によるオールクリアが醍醐味。

また、携帯型・据え置き型が統合されたことで、ソフトウェアの開発体制も統合され、より安定した新作タイトルリリースが可能になったとのこと。

デュアル型路線は今後も任天堂に続けてほしいと思う次第。

販売手段の拡充と市場成長

店舗に来店したユーザーに自社製品を購入させる意欲を沸かせるような工夫を凝らしていたり、3DSにおいても用いられていた「ダウンロード版」「ダウンロードコンテンツ」の販売をSwitchでも継続している。

ただ、パッケージ版購入時の方が各店舗毎・購入時の特典が豪華であったりするので、ダウンロード版も何とか購入時特典などの幅を広げてほしいと思う。

Switch発売前と現在とでは、市場におけるゲームの売上が大幅に増加している。

自分の様に、携帯型専門のユーザーが従来の据え置き向きゲームを購入することに抵抗がなくなったこと、後述の過去作のリメイク・リマスター作品からのSwitch以降タイトルへの誘導が大きく成功していることなどが窺える。

勿論、『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』『あつまれどうぶつの森』などの作品が爆発的なヒットを生んだことも要因に含まれるだろう。

Switchで登場したことでユーザーを大きく獲得できるようになったソフト達

Switchが携帯型・据え置き型が一体のデュアル型となったことなどで、これまでのシリーズ作品がより多くのユーザーを獲得できている。

特に、Switchより前は据え置き限定だった『ピクミン』シリーズ、『ゼノブレイド』シリーズの売上増加は凄まじい。ゼノブレイドはさらに来年3月に『クロスDE』が発売されるので勢いはとまらないだろう。

Switch初の『ゼノブレイド2』。これまでの硬派な印象をビジュアルで払拭しつつ『ゼノブレイド』シリーズらしい設定を落とし込んだことで、多くのユーザーの獲得と高い評価を得ている。『スマブラSP』への参戦などもあり売上は大いに伸びた。
シリーズで最も奥深くやりごたえのあるバトルシステム。攻略情報サイトでは様々な戦略やダメージパターンが公開された。
Wii版・3DS版で登場した『ゼノブレイド』もSwitchでディフィニティブエディションとして登場。
『3』ではローグライク式のバトル「ダイセンニンの大魔境」が実装された。

携帯型・据え置き型で展開していた『星のカービィ』シリーズはさらに伸びている。『スターアライズ』『ディスカバリー』をはじめとした作品のリリースが決め手だろう。

シリーズお馴染みのやり込み、探索も初の3D作となった『ディスカバリー』でも引き継がれている。
クリア後のやり込みもあり。本編シナリオとリンクする裏設定も含まれているため、やり込まない理由は無いほどの出来。
任天堂お馴染みの『ファイアーエムブレム』シリーズもSwitchで4作、「無双」「風花雪月」「無双 風花雪月」「エンゲージ」が登場している。

Switch後継機でのSwitchソフトのプレイ

まず、Switchより前の携帯型・据え置き型ハードは、ソフト等の購入履歴やプレイ状況を基本的に次ハードへ引継ぎができなかったという問題点が存在していた。

これまで、ハードを超えて引継ぎができていたものとしては、『ポケットモンスター』シリーズが挙げられる。
GB・GBCとGBAではハードの仕様故に一度引継ぎができなくなったのだが、GBA以降は様々な通信手段で次世代への引継ぎができるようになっていった。

GBAからDSへはゲーム内通信機能(パルパーク、ポケシフター)を用いて、DSから3DSへは3DSの専用ソフト(ポケモンバンク、ポケムーバー)を用いて引き継がれ、3DSからSwitchへはSwitchの専用ソフト(ポケモンホーム)によって実現している。

『BW』時代にいただいたプラスル。
GBA『ファイアレッド・リーフグリーン』時代(2005年)にポケパークというアトラクション施設で配信されたタマゴから生まれた、特別な技を持つプラスルらしい。かなり希少。
DS『ポケモンレンジャー』からやってきたマナフィのタマゴを別のプレイヤーに移して孵化したDS版マナフィのみ、色違いになる場合がある。
DS時代から引き継いできている。

他のゲームではハードを超えてデータを引き継ぐという措置は殆ど講じられていない。

任天堂はこの問題に関し、「Switch以降は、購入履歴やプレイ記録をニンテンドーアカウントにより引き継いでいく」と述べた。
前ハードソフトを遊べるという点だけでは『GBAとDS』『DSと3DS』『WiiとWiiU』と同じであるが、それらとSwitchが異なるのは「ニンテンドーアカウント」により紐づけされているという点で、且つ「Switch以降」と述べているためSwitch後継機のさらに後のハードでも引継ぎができる可能性が高いということだ。

ニンテンドーアカウントの中には「セーブデータお預かり機能(バックアップ機能)」に対応したソフトのプレイ状況を保存したセーブデータも保管されている(※Nintendo Switch Online限定機能)ため、ユーザーの膨大なゲームプレイ記録(セーブデータ)を引継ぎできるという点は、ユーザーにとって非常にありがたいことで、任天堂のゲームで遊ぶことを継続する大きな理由の1つになるだろう。

そういった利便性や信頼性が築かれていることを示すかのように、ニンテンドーアカウントの総会員数は現在約3億6600万人に達しているという。

こういった経緯もあり、Switchの後継機では引き続きSwitchソフトのプレイも可能になっているとのこと。

Switchでは過去の多くの作品がリメイク・移植される形で販売されており、その状況からも引き続き後継機でプレイができるという点は、多くのゲームやユーザーにとって喜ばしいことだろう。

GBA『ロックマンエグゼ』シリーズの一部が移植された『アドバンスドコレクション』。当時の通信やり込み要素もほぼ網羅してSwitchで蘇った。
カードeリーダー+との連動だった改造カードは全種使用可能で、ABDなど一部の要素は調整されている。
3DS『ルーンファクトリー4』も、「新婚モード」をはじめとした新規要素が追加される形でリマスターされている。
GBA『ポケモン不思議のダンジョン 赤・青の救助隊』はリメイクで登場。
DS以降で登場したシンオウ地方などのポケモンの一部や、『探検隊』のキーポケモンが登場する、システム全般の改善・変更などの新要素がかなり多く設けられている。
『ゼノブレイド』シリーズも、『1』『クロス』がSwitchでディフィニティブエディションとして登場したことで、現存する全シリーズ作がSwitchに集結する。
Switch後継機でも新作が出続けるならば、Switchのシリーズ作も後継機へ引き継ぐことでやはり全作が揃い続ける。

求めたいこと

今後の任天堂ゲームのハードでの引継ぎは勿論のことだが、ハードの耐久性・安定性などの向上もしていってほしい。

SwitchのJoy-Con機能だと接触不良か何かが原因で、ゲーム中にコントローラーの再接続が唐突に求められる場合がある。
後継機では接触における耐久・安定は向上していてほしいと願う。

ゲームプレイが突然中断されコントローラーを差し直す機会が頻繁に出てくる現状のSwitch。


また、3DSのホーム画面カスタマイズ機能も欲しい。
Switch入手当時はいずれ実装されるだろうと思っていたが、結局何も追加されないまま後継機が発表・発売されそう。

3DSのテーマの着せ替えが可能。eSHOPにて発売されたり、シリアルコードでのダウンロードで入手が可能となっていた。
特定テーマではBGMが流れたり、効果音が変わったりした。
テーマはお馴染みのゲームの他にアニメ、ボカロなど幅が非常に広かった。
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