大晦日直前。書き切る。
2024秋アニメ
新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP SEMIFINAL
準決勝のドイツ戦。とにかく名勝負の塊。
敵のドイツチームにもそれぞれの想いや過去エピソードがあるので熱い。
まるまる1クールを全てドイツ戦に当ててくれたのは感謝しかない。
S3:鬼十次郎vsQ・P(Quality of Perfect)
鬼が放った天衣無縫の極みが「誰がために強くなる心強さの光」ということが明らかとなり、既に他2種の天衣無縫を経験・吸収した状態でそれと戦ったQ・Pは究極品質となる。
究極となったQ・Pも「誰がために戦う」ことを会得し、かつて自分を拾い上げてくれた現コーチ・レンドールのために戦うようになった。
この辺りのQ・Pの描写は過去の話と相まって非常に感動できる。
一方の鬼は、究極品質となったQ・Pには手も足も出なくなり利き手の手首を負傷したが、それでも諦めずチームのため、かつて自分が下した桃城のために勝利を狙っていく。
ナイスゲーム、青い鳥!
D2:仁王雅治&デューク渡邊vsダンクマール・シュナイダー&ベルティ・B・ボルク
皆お待ちかねの「デカ過ぎんだろ…」の待望のアニメ化!
…かと思いきや、
- 予想:仁王(平等院)「デカ過ぎんだろ…」
- 現実:金太郎「デッカ過ぎんやろ~!!」
…なんか違う…。
これはSNS等でも全く同じ反応が大量に挙がっていた。何で変えたんだろう。誰の案?
ブルーレイでは原作通りのものになってるとかないだろうか。
試合は仁王の「最後のイリュージョン」をテーマにしている。
お頭(イリュージョン)とデュークのダブルス実現、カミュとデュークのダブルス実現、世界のプレイヤーのイリュージョン連発でとにかくプロ2人組に食らいつく。
イリュージョンによるコピーでもハウリングができてしまうのは流石にヤバイ。(カミュとデュークの再生&破壊)
そしてイリュージョン無しの本来の仁王のテニスも初披露。
イリュージョンと決別…と思いきや、デュークをカバーしつつ1人でプレイしていると化かし、最後は2人の力で勝利をする熱い展開。
今後の仁王が本当にイリュージョンを放棄するのか怪しいところ。
ギガントのBGMは怪獣映画みたい。D1(シンクロ+ハウリング)とS1(ゾーンと渦巻の一人ハウリング)でも使われてた。
BGMは好きなものが多いのでサウンドトラックが欲しい。
S2:幸村精市vs手塚国光
名勝負その1。
幸村は神の子と呼ばれ、全国大会決勝で越前と戦った猛者。
手塚はプロ転向が有力視されている実力者。
元々、幸村は難病を患っていることでテニスの未来を掴めず絶望しており、手塚は常に部のことを考えていて自分にストッパーをかけてしまっていた。
しかし、幸村は試合前に自分の病気が完治していることを知らされ、手塚はプロテニスプレイヤーになるという自覚を持つ。
つまり、2人は自分の枷を完全に外した状態で迷いのない全力の真っ向勝負を実現している。
日本側は中学生達が妥当手塚のため一丸となり、幸村に様々なアドバイスを施す。
特に、手塚ゾーン・手塚ファントム封じのため、ランダムな手で打ち返すミラージュ・ミラーを考案し、後半でも読み合いで用いている点は熱い。
さらに、五感剥奪の先の能力で、ランダムな展開を散りばめることで相手のプレイングに迷いを生じさせる(作中では「未来を奪う」)能力も交えてかなりテクニカルな試合を展開。
一方の手塚はゾーンとファントムによる手首負荷を克服しただけでなく、それら2種の表裏一体「至高のゾーン(アルティメット・ゾーン)」を完成。
互いの能力を突破し合い互角以上に渡り合う戦いの先で決着の決め手となったのは、手塚の零式ロブ。
零式はやっぱり反則級では…?
D1:切原赤也&種ヶ島修二vsエルマー・ジークフリート&ミハエル・ビスマルク
赤也とジークの成長、それを親のようにサポート・カバーする種ヶ島とミハエルを主として描かれる。
D2とは異なり、中学生組の赤也とジーク、両国No.2の種ヶ島とミハエルにそれぞれスポットを当てるため前半は変則シングルス、後半はダブルスという展開。
ジークの「どんなに頑張っても2位」という悩みに対し、ビスマルクは嫌味で凄いと言うのではなく「常に同じコンディションを維持できることが格段に凄い」という褒め方をしている点がグッとくる。
そんなジークに追い打ちをかけるように、日本から手塚がドイツのメンバー入りをする。しかし手塚から自分の強みを教えてもらったジークはテニス本来の楽しさを感じ始め、天衣無縫に覚醒。
この天衣無縫に目覚めるまでのエピソードは個人的にかなり好きで、「めぐり合わせ」の重要性を感じさせられる。
そんなジークとビスマルクは赤也の特徴を知っており、且つ種ヶ島の能力を危険視していることから、この2人を分断するという作戦を事前に打ち合わせていた。
さらに土壇場でのシンクロとハウリングの同時発動で、赤也と種ヶ島にそれぞれ2vs1の試合を強制させる。
彼らの作戦に嵌ってしまった赤也だが、先の試合で幸村が見た天衣無縫との戦いに触発され、天衣無縫狩りを決行し、赤也の内に眠る天使と悪魔の完全コントロールが可能になりつつある前兆として「集中バースト」が発動。
未完成の集中バーストでは10秒という制限があるが、種ヶ島とのダブルスを本格的に始めた際には完成させ時間無制限と化す。
体力の限界が来るであろうことを予期し、ジークに気付かれないように処刑をこっそり行っていたのは原作でもかなり驚いたシーン。てめーにしちゃ上出来だぜ!
種ヶ島はボールの回転を無にするだけでなく、自身や他者の存在の気配さえも無にする能力を隠し持っており、ビスマルク達を翻弄。
最終盤の、ダブルスを一切する気のない暴れん坊の赤也の気配を完全に隠しておくという種ヶ島の芸当は、このワンポイントでしか通用しないであろうとはいえ見事。
S1:平等院鳳凰vsユルゲン・バリーサヴィチ・ボルク
名勝負その2、究極対決。原作者も最も好きな試合。
この試合のアニメ化をどれだけ待ち望んだことか。まずは挨拶代わりだ! 我が日本の技…エキゾチック オブ ジャペェェン!!
我らがお頭の「滅びよ…」や海賊の意味や、鳳凰の名に恥じない復活+強化能力、前シーズンでの亜久津との関わりなど、分かると非常に面白くなる要素満載。
特に亜久津に関しては、彼がアマデウス戦で披露した「無没識」のその先、完成形の能力を「阿頼耶識」として見せた部分が非常に面白い。亜久津に光る打球(デストラクション)を教えたり、アマデウスと戦う機会を与えたのも自分と強く重ね合わせているのだろう。
海賊要素も、現高校生プロ最強のボルクの能力「渦巻」と現中学生最強の手塚の「ゾーン」の能力を撃ち破るためのストーリーであると考えるとかなり熱い設定。
最大の見所はやはり、仲間達と共にお頭が海賊船に乗り竜巻をぶち破るシーン。
共に世界の頂点を取ると決めた仲間達を船員に見立て、仲間達の支えを受けながら、ボルクと手塚の竜巻を突破するという描写は見事という他ない。原作でもかなり興奮した。
原作だとここで打った打球は光る打球(デストラクション)扱いになっていたはずだが、後の打ち返し以降の展開を見るとデストラクションだとマズイので普通の打球に差し替えられた、と考えていたりする。
また、お頭が気にかけていた亜久津と戦ったアマデウスが、今回の試合でお頭を見守っていた様子も感慨深い。
亜久津との試合を経て彼の無没識についての情報をボルクに渡していたようだが、今回はお頭側に立っていた。
S2ではプロに関するテーマを扱っていたので、S1では現役最強プロがプロの世界では絶対にできないこと(命を懸ける)を見せられると共に、ボルクにプロでは忘れかけていたテニス本来の楽しさを思い出させるという展開も非常に面白い。
夏目友人帳 漆
個人的にかなり好きなエピソードは4話分。
第1話「破片は愁う」
第1話からいきなり凄い。とにかくミニ先生が可愛い。
第4話「頁の奥」
妖怪がいる本屋の話。
北本のお節介な面が妖怪の心境を変化させていく。
北本が渡していた本を夏目には「読めない」と言いながら実はちゃんと読んでいたという締め方が好き。
第8話「月夜の夏目」
かなり不思議な雰囲気の話。
西村が夏目の落とし物と思い込んで人形の指を拾って以来、毎晩のように不思議な雰囲気の夏目が訪れる。
最初は食おうと考えていた夏目を装った妖怪が、西村と接触する日々を過ごすうちにだんだんと変わっていく。
最後は夏目もこの妖怪のことを想うようになって終わるところでウルッとする。
第11話「名前を教えて」
夏目レイコの話。
レイコが妖怪の名前を賭けて勝負をするに至ったルーツ的なエピソード。
ソウコとのすれ違いが起こって以降の展開の悲しさと、それを見てソウコにレイコの意志を何とか伝えようとする妖怪の切なさが凄まじい。
因みに、この妖怪がレイコの妖怪勝負の最初の相手らしく、友人帳の一番最初に名前を記されている。
コミック
うえきの法則 エキシビジョン
12月4日の少年サンデーにて特別連載された『うえきの法則 エキシビジョン』。
うえきの法則の原作が完結したのが2004年なので、実に20年ぶりの新エピソード。(『うえきの法則プラス』もカウントすれば約16年)
本編では神候補バトル第一次選考にてドグラマンションでのロベルト十団との対決で植木耕助vs佐野清一郎を行っていたが、佐野の神候補・犬丸の行動を侮辱したカルパッチョを見かねた植木の怒りで戦いは中断され、ロベルト・ハイドンの計らいで植木vsカルパッチョに移行。
その後は佐野は植木チームに加わっていたため、この2人の決着はつかずじまいだったと思われたが、今回のエキシビジョンでそれが実現。
作画は連載当初とやや違い、結構アニメ寄りになった感じがする。
時系列としては植木がアノンを倒し、次期神候補を犬丸にして選手全員が人間界へ戻る直前。なのでテンコもいる。
両者の能力はそのまま(植木はアノン戦で十ツ星神器・魔王を使い果たしたので魔王は使用不可)でレベル2も使える。
ネオ(天界人+神候補の能力持ち)+ゴミを木に変える能力+触れたものの能力を元に戻す超能力(レベル2)の植木に対し、佐野は手ぬぐいを鉄に変える能力+鉄に超磁力を付与する超能力(レベル2)でテクニカルに対応。
元々、佐野はバロウチーム戦でネオのディエゴスター(物質を無色透明に変える能力)に勝利するほどの実力はあり、レベル2と実質九ツ星までの神器を使える植木に対し善戦。
植木も神器だけでなく、バロウ戦前半のようにゴミを木に変える能力も駆使して佐野を追い詰めていく。
皆が人間界に戻る前の試合なので、バロウチームやマリリンチーム、李崩、カプーショチーム、ロベルト・ハイドン等も登場。
そしてなんと、あのキルノートンの能力も「音を無音に変える能力」であることがついに判明し使用された。(限定条件は半径20m以内)
これにより、本編アノン戦でバン、ディエゴスター、キルノートン3人の合体神器が「無色・無音の生物になった神器」と予想ができる形に。(これでアノンを倒せたかどうかは別)
植木は九つある神器のうち、三ツ星の「快刀乱麻(ランマ)」、四ツ星の「唯我独尊(マッシュ)」、六ツ星の「電光石火(ライカ)」、七ツ星の「旅人(ガリバー)」は未使用。結構使ってないな…
ゴミを木に変える能力の特性での神器複数使用も発揮できており、アノン戦と同じように花鳥風月(セイクー)とその他の神器を同時に使っていた。
最後はコバセンによる「植木の法則」のタイトル〆。これはグッとくる。
地味にコバセンと犬丸の花鳥風月(セイクー)も見れる。
懐かしくありながら新しいバトルが見れて大変嬉しかった。
またアニメが見たくなってしまう。
ウェブサイト関連
リニューアルを考えている
個人サイトを開設して1年以上が経過した。
サボることもなく運営・管理はできており、内容も増えている。
ただ、開設にあたって当時はスケジュールが圧迫されていたため、テンプレートを用いて構築していた。
RCLZRの紹介ページは完全に自作なので、メインサイトの方も完全自作での構築を目指したいと思っている。
RCLZR紹介ページも、今年の夏の4章公開時期に合わせ急遽作ったものなので、もう少し改善できればとも思う。
一次創作の設定画関連は出したい
夏空をはじめとした一次創作のキャラクター達、即ち「時空一族」の設定画や作画設定資料などを出したいと思っている次第。
かなり前に、Xとなる前のTwitter時代に、今は無きアカウントで一部の設定画をツイートした記憶がある。
しかしそれは現在から見ればかなり過去のもので、現在とはやや異なる部分もあるので、最新の設定や作画を反映したものを改めて、当時より増えたキャラクターの分も含めて出したい。
今後の展開なども視野に入れて通用する十分なものを用意したいので、時間はかかるかもしれない。