粘液嚢胞

日常

下唇をついうっかり強く噛んでしまって「粘液嚢胞」ができてしまった。
今回が初めてというわけではなく、10代の頃に一度同じものを発症していた。

症状

唇の中には唾液腺(小唾液腺)があり、それを思いっきり噛んでしまうと唾液腺が詰まって唾液が溜まってしまう。歯並びが悪かったり、嚙む際の変な癖があると発症しやすい。

唾液が詰まるとその唾液腺が膨れ上がって水ぶくれのような嚢胞ができる。自然に治る場合も稀にあるが、大体はその大きさの嚢胞が続くか、嚢胞自体が大きくなる。
大きい嚢胞だと特に食事の際に支障を来しやすく、食事中にうっかり嚢胞を噛んでしまってより悪化する場合もある。

唇以外でも、頬の内側や舌の裏側にも発症する場合があるが、自分は2回とも下唇だった。

治療

放置・塗り薬・外科での摘出術のいずれかになる。

放置は前述の通り、それで治る見込みがあまりない。

外科で診察を受けると塗り薬を勧められる場合があるが、自分の場合は効果がなかった。

確実に根絶する場合は、歯科口腔外科などで摘出術(保険適用、日帰り)を行ってもらうのが一番。自分は2回とも摘出術を受けた。

摘出術

嚢胞付近に局所麻酔を打ち込み、麻酔が効いた後に嚢胞周囲を切開し、嚢胞を傷つけないよう、問題になっている小唾液腺ごと切り取って摘出してもらう。
麻酔適用下なので術中の痛みはないが、麻酔打ち込み時にやや痛む。
その周囲の小唾液腺も同時に摘出してもらうことで、再発リスクをさらに抑えるという場合もある。

摘出後は縫合をしてもらって術式は終了。

術後数時間は局所麻酔の腫れが続き、1~2日ほど摘出部が痛む場合があるので痛み止めの薬を処方してもらう他、化膿を抑える薬も処方される。
摘出部位と縫合の仕方によっては、摘出部付近が1ヵ月ほど腫れる場合もある。自分は現在進行中で腫れが続いている。

術後の腫れ含め、完全に完治するまではおよそ1ヵ月程度を要する。

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