突如破損したBOSEのワイヤレスイヤホン。
破損まで
元々は有線イヤホンを用いていて、ハイレゾにも対応できる有線タイプの方がスペックの面では優秀だと思っていたが、断線リスクが非常に高い。
そういった中でワイヤレスイヤホンを購入してみた。
有線と比較するため、なるべく性能の良いものを、ということでBOSEのワイヤレスイヤホンを購入した。
当時最新モデルだった、ノイズキャンセリング機能搭載の「Bose QuietComfort Earbuds II」という商品だ。
価格は30000円を超えており、かなり高価な買い物となった。
すると、これが実にしっくりとくるもので、従来の有線の煩わしさが全部吹っ飛んだ。
ワイヤレスは有線と違い充電しなければいけない点はあるものの、暴論ではあるが2台所持しておけば交互に使うことで充電時間などあって無いような感じであるし、何より有線の断線リスクから解放され「ノイズキャンセリング」機能が備わっているのがかなり快適。
有線と違い音声の伝達にはラグがあり、プロセカやポケモンBDSPのコンテストをはじめとしたリズムゲームには向かないが、それ以外のほぼ全ての面ではワイヤレスイヤホンが勝る。
なんだったら、安眠のためにノイズキャンセリングイヤホンを使用して睡眠しているというくらいだ。
スペックよりも快適さが大きく勝っているワイヤレスイヤホンにすっかり取り込まれてしまった。
そうしてワイヤレスイヤホンを使い始めて2年が経過した頃、イヤーピース部分が破損した。
耳から取り外した瞬間、イヤーピースの接続パーツ部分が本体から分離してしまった。
イヤーピースは取り外し可能ではあるが、イヤーピースを接続する部分が本体とは別パーツであり、さらにこの接続部はイヤーピースと同じ方向に接着剤で取り付けられているので、イヤーピースの着脱を繰り返していればいつかは接続部も外れてしまう。
これは構造の問題・設計ミスとしかいいようがなく、お値段も決して安いものではないのだから、もう少ししっかりとした構造に変えるべきではと思う。
SNSでもこの部分が外れることで破損したという報告がかなり多い。
製品交換
メーカーのBOSEの公式サイトのサポートページにて、「修理・交換」の項目がある。
修理・交換に関するページに飛ぶと、商品のシリアルを入力するエリアがある。
シリアルを入力して「製品の検索」を押すと、商品モデルが表示される。
そのモデルを選択し、不具合を選んで不具合内容を入力する。
製品の保証期間内であれば、無償で取り換えてくれる旨のページが表示される。
保証期間外であれば、特別価格での有償交換となる。
自分の場合、破損したイヤホンは保証期間内であったため無償交換となった。
また、現在は「Bose QuietComfort Earbuds II」は旧モデルであり生産も終了しているためなのか、最新版の「Bose QuietComfort Ultra Earbuds」への無償交換となった。
加えて、保証期間は通常購入から1年までなので、期間がほぼギリギリの状態での新モデルへの無償交換となった。
割と良いタイミングで破損したのかもしれない。
交換依頼を確定させると、確認のメールを以て受付が完了となる。
その後の流れとしては、
- ヤマト運輸の「着払い」でBOSEのサポートセンターへ問題の商品を届ける
- 発送の際、備考欄に「受付番号」を記載する
- 交換の手続きは4週間以内に行う
- 交換してほしい商品を30日以内に送らなかった場合、受付がキャンセルされる
- BOSEが商品を受け取ってから1~2日で新品が発送される
というもの。
メールアドレス宛には送り先の住所や受付番号が記載されたPDFが送信される。
自分の場合はヤマトの営業所へ直接持ち込んだ。
勿論、自宅などへ集荷へ来てもらうという手段でもOK。
火曜日の夜にBose QuietComfort Earbuds IIを営業所に持ち込み、翌日水曜にBOSEサポートセンターへ到着し、同週の金曜日に新品のBose QuietComfort Ultra Earbudsが送られてきた。
Bose QuietComfort Ultra Earbuds
最新モデルのBose QuietComfort Ultra Earbudsだが、旧モデルのBose QuietComfort Earbuds IIと大きな差は無い。
外見も構造もノイズキャンセリング機能も音質もほぼ同じ。
構造が同じなので、イヤーピース部分がいずれ破損する可能性があるという面も恐らく同じだろう。
旧モデルと比較した新要素として、
- マルチポイント機能が追加された
- 音声通話時によりクリアになった
- 空間オーディオ機能が追加された
という点が主に挙げられる。
空間オーディオ機能を有効にすると充電の減りが加速するので注意。
個人的には、本体価格は決して安いわけではないので耐久性を大きく改善してほしいと願う次第。
他社製品との比較
ワイヤレスイヤホンで且つノイズキャンセリング機能を持つankerの「Soundcore」シリーズ、Appleの「Apple AirPods」シリーズが有力な競合商品となるだろう。
Soundcoreシリーズは、基本的にBOSEのノイズキャンセリング機能付きワイヤレスイヤホンより価格は低い。
10000円未満で購入できるものも多いので入手しやすいが、ノイズキャンセリング機能・音質共にBOSEを下回る。
一方、耐久性にはかなり優れている。
最新モデルの「Soundcore Liberty 4 NC」でも13000円程度と、BOSEと比較するとかなり安価。
安価かつそこそこのノイズキャンセリング機能と高い耐久性を持つ面から、安眠用として用いている。
Apple AirPodsシリーズは、Soundcoreシリーズよりやや高く、BOSEよりは安価。
ただし、ノイズキャンセリング機能がより強化されたProモデルになるとBOSEを凌ぐ高価なものになってくる。
その一方、単純なノイズキャンセリング機能でみればBOSEのQuietComfort Ultra EarbudsがAirPods Pro2に勝る。AirPods 4はSoundcore Liberty 4 NCと同等クラス。
また、製品構造上から耐久性はかなりあるようで、何ならBOSEやankerのものと違ってイヤーピースが存在しない。
最低限のノイズキャンセリング機能を安価に求めるのであればSoundcore Liberty 4 NC、耐久性とスペックを両立させたいならばApple AirPods Pro 2、超強力なノイズキャンセリング機能と音質を求めるならばQuietComfort Ultra Earbuds、といった具合になるだろうか。