コネクトライブ Dreamscape

ゲームプロセカ

25時、ナイトコードで。×バーチャルシンガー 合同コネクトライブ

7月27日に合同コネクトライブ第2弾「25時、ナイトコードで。×バーチャルシンガー Dreamscape」が開催された。
ちなみに第1弾はレオニとビビバスの合同。

昼・夜の2回公演。チケット1枚につき1回参加できる。
大まかな仕様はこれまでのコネクトライブと同様。

購入したのはプレミアムセット。
アフターイベントパス、ボーカルカード引き換えカードという見慣れないものがついている。

アフターイベントはコネクトライブ昼夜終了後のライブ無しアフターライブのようなもの。
ボーカル引き換えカードは、コネクトライブ中に披露された合同曲のアナザーボーカルが、アフターライブ終了後に手に入る。

コネクトライブセットリスト

非常に「ストーリー性」が強く、うまく曲が組み込まれている。

1. エンパープル

ニーゴ4人+ニーゴリンでの披露。
まふゆが自分の足で歩み始めたイベントの曲なので、まふゆはこの歌に思い入れがあり、誰もいないセカイの創造者ということもあってトップバッターとして『エンパープル』を演出。

「まだ青いこの瞳が 知られざる色だとして ひた匿す茜空を あなたなら覚えてるとして」
の部分が相変わらず水槽のようにきれいに透き通っている感じが好き。

ライブが終わるとMC。

2. レッドランドマーカー

MEIKOが披露。

ニーゴの空間のカケラに強い絶望が宿ってしまいトラブル発生。
そんなニーゴを助けるため、バーチャルシンガー達が解決しようとする。

まずはMEIKOの『レッドランドマーカー』。

MEIKOの曲で個人的に「最もMEIKOらしい」と感じる曲なので選出には驚き、かなり嬉しかった。

3. ルカルカ★ナイトフィーバー

MEIKOの次はルカ。
ルカといえば第一に浮かぶのはやはりこの『ルカルカ★ナイトフィーバー』。

4. カナデトモスソラ

ニーゴ4人+ニーゴルカが披露。

バーチャルシンガーの歌声によってニーゴ側の空間のトラブルも解決。
ニーゴは復旧の際に温かい想いが届いたと感じるがその主が誰なのかは分からず、会えそうにもない。
しかしその主に届くように『カナデトモスソラ』を披露。

5. 化けの花

ニーゴ4人+ニーゴKAITOが披露。

カナデトモスソラ披露後、先ほどと同じようにこれに再び絶望が引き寄せられる。
特に心の傷を抉られそうになったのが瑞希だが、ニーゴKAITOは「自分の内にある苦しみを全て吐き出せ」と告げる。

そして、絶望と苦しみが最も強い『化けの花』を披露することで全てを吐き出そうとした。

見ないで 理解出来ないでしょう? まるで咲いてしまった化けの花」
「なにも言えない かき消せない どんなに醜く映る化粧」
「見ないで 理解出来ないでしょう? まるで咲いてしまった化けの花」
つぼみにはもう戻れない

なにその目 やっぱその目 だったら消えて
「みーんないなくなれ」
いなくなれ いなくなれ いなくなれ

絶望と逃避・消滅願望で埋め尽くされる歌詞と空間。

途中で衣装の目隠しが無くなる。
全てから逃げて拒絶するための目隠しを曲の途中で外す
そばに居て

しかしそれでも「生まれた罰を終わらすように 呼吸を止めて あー もういいや

6. Where shall we go?

鏡音リン&鏡音レンが披露。

『化けの花』で流石にカケラが強い絶望や苦しみを引き寄せ過ぎたので、再びバーチャルシンガーが救援。
まずは鏡音双子の『Where shall we go?』。

「疲れたらまたカフェで休憩しよう」
「コーヒー 君はカフェラテ たまにはこんな日もいいね」

手始めに癒しでの浄化作戦。

7. あったかいと

続いてKAITOが披露。

「目の前に居ても触れないボクには これくらいの事しかできないから」
「たまには自分を褒めてもいいんじゃない 誰よりがんばってきたのは知ってる」
「泣いていいよ 今夜だけは泣いていいよ」

そして絶望と苦しみにひたすら寄り添う姿勢の『あったかいと』。
流れ的に反則すぎる。

8. 人生

さらにバーチャルシンガー全員で、絶望や苦しみを抱くカケラ達やニーゴに『人生』でエールを送る

「僕ら弱くはない 今日涙に倒れても 明日は勝手に作っていいものだから」
「栄光挫折の人生の中で 何度も何度も立ち止まるけれど」
「悔しさ叫んで枯らした喉から 最後は最高カーテンコールへ」

「栄光と挫折の人生 見上げれば高き壁」
「秘めた力を解き放て 僕のすべて」
「未来地図を塗り替える 全速力で駆け抜ける」
「昨日よりもマシな明日 つかみ取れよその手で」

ここまでの流れからの『人生』は感動しすぎて涙が出そうになった
元々はプロセカの高難易度曲として用意されたものだが、この強いエールのメッセージが非常に良い。
セカライで来場者にエールを送ってほしいなと思っていた矢先、コネクトライブでこういった流れで披露するのは驚きで非常に良かった。

9. 余花にみとれて

ニーゴ4人+ニーゴMEIKOが披露。

バーチャルシンガー達の強いエールを受け取ったニーゴは同じように、未だ残るカケラの絶望に寄り添う姿勢を示す。

『化けの花』イベントで苦しみと逃避を行った瑞希に対し、『余花にみとれて』イベントで瑞希に寄り添った絵名。
当時と同じように、カケラが引き寄せる絶望や苦しみに寄り添う。

10. Blessing

ニーゴの寄り添う意志に共鳴したのか、ニーゴのセカイとバーチャルシンガーのセカイが繋がる
オリジンともいえるバーチャルシンガー達とニーゴがついに出会う。

そしてこのまたとない機会でニーゴとバーチャルシンガーは合同で曲を披露。
まずは『Blessing』。
なんと、今回のコネクトライブ用に特別に用意されたオーケストラアレンジ版

「よく食べて よく眠って よく遊んで よく学んで」
「よく喋って よく喧嘩して ごく普通な毎日を」
泣けなくても 笑えなくても 歌えなくても 何もなくても
愛せなくても 愛されなくても それでも生きて欲しい

ここに集えた奇跡にありがとう

歌詞もそうなのだが、オーケストラアレンジが相まって『人生』に引き続き涙腺が緩みっぱなし。

11. ハジメテノオト

初音ミクオリジナル曲 「ハジメテノオト(Fullバージョン)」
初音ミクオリジナル曲 「ハジメテノオト(Fullバージョン)」 ねんがんの初音ミクをてにいれたのでオリジナルうp。画像はうpされてるのを改造して使わせてもら...

ニーゴとバーチャルシンガーが別れて行く。

しかし、ミクはニーゴミクのことを気にかける。
ニーゴミクもオリジンともいえるミクと声を重ね合うことを望み、独りで『ハジメテノオト』を歌い出す。

歌い続けていると…

ミクも出現し共に歌う。
しかし互いにその姿は見えておらず、存在の気配だけを感じ取って、見えない二人は歌い続けた。

12. 群青讃歌

想いの力で再び出会えたニーゴとバーチャルシンガー。
彼らは最後に『群青讃歌』を合同で披露。

「諦めてしまうほど この先沢山の 後悔が君を待ってるけど」
「もうない 迷いはしないよ」
「この傷も愛しく 思えてしまうほど 重ねてしまうよ 不格好なまんまでいいから」
「走れ その歩幅で 走れ 声 轟かせてくれ」
「期待と不安を同じくらい抱きしめて」
「君と今を紡ぐ未来照らして」

アフターイベント

全ての公演が終了した後、アフターイベントが開催。
アフターライブのような位置付けのものだがライブはなく、ニーゴやバーチャルシンガーとの交流のみ。

ライブのご感想は~?

みんなで記念撮影~。
ニーゴKAITO「勝手にしろ」

ドアップでお礼を言ってくれる。

ニーゴKAITOもなんだかんだで。

瑞希~。

絵名さ~ん、ライブはどうでしたか~?

ハートポーズをニーゴミクに提案するニーゴルカ。

ニーゴリンレン。

ファンサを欠かさない。

またね。




続いてバーチャルシンガー空間。

ポーズの練習。

ルカとMEIKOのお姉さんコンビ。

鏡音双子。

ミク&KAITO。自分はサンドリヨンコンビと呼んでいる。

アフターイベント終了後

アフターイベントが終わってからしばらく時間が経った後、「ボーカル引き換えカード」が自動的にコネクトライブver.アナザーボーカルに引き換えされる。

今回は「Blessing(コネクトライブVer.)」と「群青讃歌(コネクトライブVer.)」の2曲分。
いずれも「ニーゴ4名+バーチャルシンガー6名」にしているためか、ミクとニーゴミクのみのハジメテノオトは対象外。

ちなみに、プロセカ公式が定めるガイドラインによれば、
「アナザーボーカル(コネクトライブver,)を使用した、SNS・動画共有サイトでの動画投稿または配信」は禁止行為にあたるとのことなので要注意。
アナザーカットMVはリズムゲームを伴う形であれば投稿可能だったが、コネクトライブVer.に関してはいかなる場合でも禁止となっている。

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コネクトライブ Dreamscapeの感想

まず結論から言うと、非常にレベルが高い
これで約7,000円は非常に安くお得。

セカライはリアルでのアクション、熱気、迫力などに完全特化しており全ユニットが登場する一方、今回のコネクトライブはユニットのストーリー性をとにかく重視している。
レオニ&ビビバスの合同コネクトライブは観ていないので分からないが、ニーゴ&バチャシンの今回のものは非常にストーリーが上手く構成されており、曲での主張・メッセージが涙腺を緩ませる
恐らく、これまでのコネクトライブの中で最も出来が良かったのではないかと思える。

流れの中で最も良かったのが、『化けの花』→『あったかいと』→『人生』
抱いている絶望や苦しみを全て吐き出させて、そのうえで寄り添ってエールを送る展開は涙腺に非常に来る。

ニーゴとバチャシンでの合同で『Blessing』を披露する点はもはや反則級
しかもメロディーがオーケストラアレンジされているのだから余計に涙が溢れる。

今回の『Blessing』はぜひともFullVer.で欲しいので、何卒販売を…。

その他

一昨年のセカライにしても今回のコネクトライブにしても、やはりこのライブ形式こそが自分の求めるライブコンテンツだと改めて感じさせられる。

コンテンツとしてライブを展開する作品は他にもある。
しかし、それはキャラクターではなく、キャラの中身の人とその自我を売りに出しているにすぎず、それらは自分は一切求めていない
オンラインでの参加でそういったリアルライブを数回観たことがあるのだが、どうにも求めているものではない。
例えキャラクター、バーチャルの姿をとっていても、中身の人の自我を出しているもので占められている。

2.5次元でなく2次元でいい。自我もいらない。
そのコンテンツのセカイに沿って演出をしてくれればそれでいい。
あくまで欲しいのは、コンテンツに沿ったキャラクターだけ。
プロセカのセカライとコネクトライブはそれを、完璧に余すことなく、「もうこれ以上のものが存在する余地などない」くらいに究極的に100%実現してくれている。

そして今回の合同コネクトライブ。
ニーゴのセカイ、ストーリーに忠実に沿いながら、バーチャルシンガー達がエールを送り、前へ進ませていく。
恐怖や絶望に苛まれる中で、一歩を踏み出し、人生を歩む勇気を与えてくれる。
ボーカロイドというコンテンツを完全に上手く扱うことができているコネクトライブだと感じた。
劇場版プロジェクトセカイ然り、ボーカロイドが何たるかを公式側がちゃんと理解できているのがよく分かる。



なので、こういうものも好き。

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