夏空わかな(一次創作)

完成版は下記ページにて。

4月のなずなから始まって今回のトリを飾るのは夏空わかな。
トリに到達するまで5か月。というより、毎夏はわかなの水着絵を描くことにしているので合わせたという感じ。言い訳気味ではあるが。
作画にあたってはいつもの通り。
お尻がかなり大きいので意識すると共に、腰のくびれの大きさなども相まって作画崩れが起こらないよう念入りに全体を調整。体格バランスの作画にあたっては最も気を配る。
手はかなり小さい方。一族の中でも最も小さい。
クリアスカートはXのセンシティブ判定対策。
スカート無しの差分は本サイト限定公開。
日頃から本サイトのチェックも欠かさないユーザーへの特典的な意味でも。
衣装はわかなの好きな可愛い系、つまりフリル、レース、リボンを多めに採用。
ビキニ生地が花柄なのはお花が好きだから。
お花好きというのも設定の根幹と密接にリンクしている。
そして今回最も目玉となるのは、わかなの手を引く者。
あおなが別の場所にいるので、あおなではない別の誰か。誰…?
ストーリー的なもの
わかなは、夏空家の夏空あおなの双子の弟。
しかし、他の一族どころか姉のあおなとも似て非なる要素を幾らか持っており、異質な存在。
男児でありながら明らかに女性寄りの体型をし、男の娘とは言われているものの、成長と共にその方向へ寄っていく性質もまた極めて異質。
時空は彼を最重要事項としており、司令塔の秋空もなには徹底的な守護を命じている。
それは、時空がこの世界を統べるうえでより強力な力となるため。
双子である夏空あおなにはそれがなく、弟にはそれが生まれたときから宿っている。
そのため、わかなはその持って生まれた強力な力によって自身の体に強い負荷がかかり続けており、体を維持するためだけに1日の体力の殆どを消費してしまう。
彼が疲れっぽく、体力が殆どない理由はここにある。
時空の世界の下で永遠に皆と在ることを望む姉・あおな。
だが、双子の弟が出した答え、進むと決めた道は違った。
皆と過ごした時間、思い出、絆、愛といったこの世の「全て」を次へと遺し、受け継いでいってもらうことこそが「永遠」であると、この世界で学んだ。
ガーデン・ブ・ルーム(花の栽培部屋)で栽培している花達も同じ。彩りを増し芽吹く命の姿を、皆に継いでもらいたい。
その純粋な優しさは、ある少女が手を差し出し、相生の道を創り出すに至るようになる。
ミーナ、なずなも同じ。
わかなの力が少しずつ目覚めるにつれ、その力に触れた彼女達もまた時空の環から外れだし、人々と過ごした全てを棄てることになる時空の永遠の世界を拒むようになる。
人として当たり前の世界を望むようになる。
キャラ設定中に起こしたわかなのセリフの一部。
「ここのお花ね、ボクが全部お世話してるの…。
お水をあげたり、撫でてあげたり、
”今日は元気なかったね””今日はいい日だね”ってお話したりするとね、みんな喜んでくれるの。
色んなお花が”ありがとう”って咲いて、綺麗な景色を見せてくれるの、好き…。
今はね、時空様がみんなをここに入れちゃダメって言ってるけど、
いつかみんなにこの子達を見てほしいな。」
「この先の道は楽なんかじゃない。
つらくて苦しくて嫌なこと、逃げたくなることだっていっぱいあると思う。
それはボク達だけじゃなくて、この世界のみんなも同じはず…。
でも、それが”生きる“ことだから……
だから、包んであげなきゃ…。
”怖くないよ“”一緒に往こう“って…。
そのために…………」
その他
Xと個人メインサイトの両方でも触れている通り、
『PROJECT RCL ZET REQUIEM:NOVELIZED』第6章「堕ちる修羅」のコミケC106(2025夏)での頒布や通販サイトでの販売が決定し、電子版も公開開始。
頒布が開始されるコミケC106の8月16日以降に、サイト更新やブログ記事公開を行う予定。
今回の第6章ではバトルシーンの作画を主として務めており、先のわかなのイラストとは180度違う雰囲気のものとなっているので、よろしければご覧いただきたい。