風花雪月 4周目? 金鹿の学級編 後編

ゲームファイアーエムブレム

金鹿の学級編

前編(第1部)と支援会話は下記記事にて。

第2部

本当の夜明け

まあすっかりイケメンになって。

きょうだいの再会により、フォドラの夜明けが始まる。


消えてくれた方が絶対にいいと思う。


現在のフォドラの勢力図は先生ルート、青獅子編と全く同じ。

リシテアちゃんと再会。
他ルートと違って会話があるのが嬉しい。


対帝国にあたり、フォドラのど真ん中に位置する重要拠点・ガルグ=マクをレスター諸侯同盟が抑えることに。

ローレンツのグロスタール家は相変わらず帝国に弱い。
一応、現在は親帝国という立場をとって維持している。
因みにこの立場をとっているローレンツは青獅子編、先生ルートだとミルディン大橋で敵対してくる。

また、1部では危篤状態だったクロードの祖父のリーガン公(フォドラ人の母親の父)が死亡し、現在のレスターの盟主はクロードになっている。



正確には帝国を掌握した闇に蠢く者(アガルタの民)ではあるけれど。



エーデルガルトの目論見には大方見当がついているクロード。
闇に蠢く者(アガルタの民)によってフォドラ人同士の同士討ちでの内乱のために分裂(アビスの書庫参照)させられたフォドラを再び統一し本来のアドラステア帝国に戻すことで、アガルタの民からの脱却をすることもエーデルガルトの目的の一つ。



クロードはパルミラ人とフォドラ人のハーフであるが、生まれはパルミラとのこと。
自分の母の国を臆病者呼ばわりされたこと、フォドラもパルミラを化け物扱いしている。

これを見たクロードは、フォドラと外国が分かり合うために、フォドラを統一して力を見せた後、自分の祖国のパルミラをはじめとした外の世界からの価値観を変えようとしている。
これこそがクロードが抱いていた「夢」だろう。

パルミラよりもフォドラ統一を先に持ってきているのは、フォドラが周辺国全てと分かり合うためであり、そのために国々の中心に位置しているフォドラのコントロールが必要であるからだろう。
現にフォドラ統一においても先述の通り、フォドラの中心に位置するガルグ=マク大修道院を拠点として対帝国を成そうとしている。

ただ、多種多様な文化や歴史を持つ国々との共存は現実的には不可能(どうあっても文化や歴史、価値観の押し付け合いが始まって民族淘汰を目的とした争いが不可避になる。これは我々の世界でも国家間戦争の原因としてよくある)なので、これはファンタジーという架空世界限定でのみ成し遂げることができるものだろう。

残念ながら現実としては、知ったところで今度は”価値観の優劣”を決めようと戦争を始める。



帝国との戦いを始めるにあたって、掲げる軍旗はレスター諸侯同盟のものではなく、先生ルートと同じく「炎の紋章」を描いたものになる。
炎の紋章を持つ主人公という大きなカリスマ力を軍旗とすることで、士気を高めようという魂胆。



ランドルフはこのルートでも死亡。全ルートで死亡している…
フレーチェちゃんはどうなるのか。

煉獄の谷アリル

ファーガス神聖王国はほぼ壊滅状態とのこと。
経緯としては青獅子編、先生ルートとほぼ同様で、摂政(ディミトリの伯父のリュファス)やディミトリは(恐らくアガルタの民のコルネリアの手により)起こった政変によって処断され、ブレーダッド領は帝国に制圧され「ファーガス公国」となっている。
改めて見ると、アガルタの民による内乱の起こし方が巧み。



そんな中で、先生ルートと同じようにジュディットの救援を求めることになる。
因みに青獅子編ではフラルダリウス家のロドリグ(フェリクスの父)を求めていた。

ジュディットに恩があり過ぎる。



一方クロード。
自分の夢を叶えるにあたって、レア(セイロス)がアドラステア帝国建国以降ずっと敷いてきた隠蔽・改竄・封鎖的な体制により、フォドラのほぼ全員がセイロス教という一神教を信仰し腐敗した貴族制度も受け入れる以外の選択肢が生まれることもないというフォドラの姿が問題と視ている。
(しかも、そのフォドラの姿こそ平穏と謳ったのがレアだったが、実際には平穏ですらなかった

それに対してエーデルガルトについては、死人が出過ぎるということでバッサリ。
しかし、エーデルガルトルートでは目的を達成したうえでフォドラの新たな世界が作られており、クロードの夢は逆に叶うことはなくパルミラへ帰っていった。
結局のところ、各ルートで級長との戦闘時会話でもあるように、導く力がある主人公がどの級長につくかでフォドラの未来は大きく分かれている。
だから、このルートではエーデルガルトの夢は叶わないし、エーデルガルトルートではクロードの夢は叶わない。



煉獄の谷アリルへ。
寒冷地のファーガスの人間に比べれば、ヒルダ達が感じている暑さは数百倍マシかもしれない。

暑苦しい。

煉獄の谷アリルが生まれた伝説。
エーデルガルトルートでヒューベルトが述べたことで明らかになっているが、アリルに落とされた光の杭は闇に蠢く者(アガルタの民)のミサイルであり、女神の仕業ではない。

クロードは当然そんな戯言は信じず、疑う。



先生ルート、青獅子編と同じく帝国に下ったファーガスの犬・グェンダルを倒し、ジュディットが戦いに加わる。
彼女の目的は先生ルートと同じく、レア奪還。

ローレンツまで坊や扱いされている。

ミルディン大橋の戦い

ローレンツのグロスタール家が親帝国にならざるを得ない状況を打開するため、ミルディン大橋の帝国軍を倒すという方向になる。


シルヴァン。
イングリットとの支援会話でも触れられているが、シルヴァンが15歳のころにグェンダルの息女に手を出してイングリットと一緒に謝りに行っている。
そして戦場で本当に殺し合うという形に。



フェリクス。
ファーガスの動向は不明らしく、ロドリグからも音信不通状態。



ユーくん。
貧民街の娼婦の子として生まれた彼はローベ家に拾われた。家の中ではその美形からか(恐らく性的な)酷い扱いを受けていたが、グェンダルだけは伯爵の命とはいえ普通に優しく接してくれていたという(グェンダルとの対峙時会話)。
その後士官学校の青獅子の学級に入学するが、騒動を起こしたことで除籍しアビスの住人になっている。この件で恩を仇で返したような形となったのでローベ家と縁が切れていた。




ミルディン大橋戦。
敵将はやはりラディスラヴァ。

帝国の増援として同盟領のアケロンも登場するが、クロードは容赦無し。



ミルディン大橋奪還後、諸侯との交渉のためクロードと共にとある人物に会いに行くことになる。
その人物はナルデールなのだが、エーデルガルトルートで対峙したパルミラ将のナデル本人。
パルミラ将がクロードに様付けしているあたり、クロードはパルミラでもかなりの立場にあるのでは…。

グロスタール家も何とか反帝国に転身。



奪還したばかりのミルディン大橋に、正体不明の軍勢が圧倒的速度でやって来ているとのこと。
ブレーダッドの旗を掲げているらしく、ファーガスの残党という見方が強いのだが、恐らくディミトリが率いているのだろう。
その証拠に同盟軍には目もくれず、アドラステア帝国がある大橋の先、帝国のベルグリーズ家(カスパル)の領地であるグロンダーズ平原へと一直線。完全にエーデルガルトの首以外は眼中にない
これは青獅子編で先生が担任にならなかった場合のIFルートといえる。

グロンダーズ会戦

ここへ来て、クロードが級長最終兵種「バルバロッサ」の資格を得る。
エーデルガルトのカイゼリン、ディミトリのマスターロードの立ち位置のものだろう。

フェリクス。
仮に正体不明の軍勢を率いているのがディミトリだろうと斬る覚悟は決めている。



青獅子編以来の血の同窓会が始まる。
先生ルートでは級長不在のため参加はしないが語られる程度で勃発しており、エーデルガルトルートではグロンダーズ平原が帝国のベルグリーズ家の領地なので同窓会はそもそも勃発しなかった。

正体不明の軍勢を率いていたのはやはりディミトリ

そして青獅子編同様、同盟領を組む気は一切無し。

ドゥドゥーは青獅子編のフェリクスとの支援会話で触れられた通り、犬・狂犬から脱することができていない



帝国軍に闇に蠢く者(アガルタの民)が混じっている。
スキルはアガルタの術ではなくドーラ2倍。



VSエーデルガルト。
やはり主人公に寄り添ってほしかった模様。エーデルガルトルートとは対照的な道。



戦いを制した後、ディミトリを案じるクロード。
しかしヒルダによれば、撤退するエーデルガルトを瀕死の状態で追う中、帝国軍に串刺しにされて死亡した模様。
先生ルートでは死がぼかされていた(9割死亡したものと思われる)が、こちらでは明確に死が語られることに。

青獅子編でもディミトリはエーデルガルトを追おうとするが、フレーチェの介入とロドリグの死を以て大きなターニングポイントが訪れたのだが、先生が担任を務めなかったルートでは惨めな死を辿るのみという結末に。

そしてドゥドゥー。
最早ディミトリの犬でしかない彼は、ディミトリの求めたエーデルガルトの首を執拗に求めるようになる。

メリセウス要塞

可愛いリシテアちゃん。


ここは真面目な話。
これまでのルートでは支援会話(エーデルガルト他)や散策会話でしか触れられなかったリシテアちゃんが受けた実験について。
グロンダーズ会戦の中にいた闇に蠢く者(アガルタの民)に関して。

18年前の帝国の内乱(1167年、当時リシテアちゃんは3歳)にコーデリア家が関与しており、この内乱が鎮圧された後、内乱に関与した重臣が処分され、入れ替わりとして闇に蠢く者(アガルタの民)が混じった帝国軍にコーデリア家が支配される。
コーデリア家の若者に対し血と紋章の実験を施し、リシテアちゃん以外の者は全員死亡したとのこと。

時系列的に、エーデルガルトが紋章を2つ宿す最高傑作として改造されたのが1171年の七貴族の変によるものなので、コーデリア家での実験でリシテアちゃんが2つの紋章を宿すという実験結果が出たことから、コーデリア家から身を引いて4年後にアドラステア帝国で本格的に完成体を作ろうとしていたものと思われる。

七貴族の変で実権を完全に失っていた皇帝・イオニアス9世。

5年前の時点では、死神騎士を使役してフレン(聖セスリーン、女神の眷属、ナバテアの民の一人)を誘拐し血を抜き取っていった。
目的は恐らく第1部終盤から出てくる人工魔獣の作成による戦力の確保だろう。フォドラ人を使えばいくらでも増産できる手軽な戦力増強手段となっている。
フレン一人を狙ったのは他の眷属と違って力が引き出しづらい状態になっており狙いやすいからか。



次なる戦場は帝都アンヴァルをガチガチに守るメリセウス要塞
先生ルート同様、真正面からお邪魔しますは流石に無理なので、ヒルダの起点で帝国兵に変装して潜入することになる。



頑張ればいけそう。



グロンダーズ会戦を経たファーガス組。

フェリクス。ブレーダッド家とフラルダリウス家は剣と盾の関係。
猪だなんだと言いつつも心の奥底ではディミトリを親友と認識していた。

それはエーデルガルトルートでも同じ。



アネット。
ギルベルト(ギュスタヴ)は生存しており、ディミトリの亡骸を抱えて戦場を去って行ったという。



アッシュ。
青獅子編での支援会話でも仲が良かったドゥドゥーが気がかりな様子。



イングリット。
ディミトリ同様にダスカーの悲劇がアドラステア帝国によるものと認識しているようだが、実際には闇に蠢く者(アガルタの民)によるファーガスの弱体化を狙った工作だったと考えられる。

情報が不足しているので断定はできないが、アドラステア帝国自体は寧ろ先述の七貴族の変とエーデルガルトの改造実験から被害者位置であり、アガルタの民に関してはフォドラの分割や内乱を引き起こすことで巧みにフォドラ人や女神の眷属での同士討ちによる共倒れで戦力削減を狙っている節が強いので、先述の工作という推測に強みが出る。

そうである場合、婚約者だったグレン(フェリクスの兄)の敵討ちをするという面を考えれば、エーデルガルトの首以外に眼中がなくダスカーの悲劇の真相にすら辿り着けない妄執の王子の下にいるより、アガルタの民と明確に戦う機会がある側に回るという選択は間違いではないと思える。
これに関してはフェリクスも同様



メリセウス要塞戦。
ヒルダの案を採用し衣装まできっちり用意。クロードの女装案は却下。

敵将は先生ルートと同じく死神騎士
ファーガスの西方、つまりドミニク領(アネット)やローベ領(グェンダル)辺りの鎮圧などを行って帝国随一の騎士になっているらしい。



戦いを終えた後。
先生ルートと同じく、死神騎士が戦線離脱すると共に、闇に蠢く者(アガルタの民)がメリセウス要塞に光の杭(ミサイル)を打ち込んで壊滅させる。

クロードは「何故もっと早くから使わなかったのか?」と疑問を抱く。
思い返してみればそうで、先生ルートでも何故いろんな場所に落とさなかったのかは疑問。



アガルタの民のミサイルにビビって帰っていくナデル。
百戦無敗というのは必ずしも100勝しているわけではなく、戦術的撤退であって敗北はしていないぞ(持論)という意味。いいのかそれで。


自分の夢を生徒達に語るクロード。

アンヴァル2連戦

個性的な面子揃の金鹿。



ジュディットがナデルに惚れている。マジか…。



相変わらず化け物のベルグリーズ伯(カスパル父)。
ホルスト(ヒルダ兄)とどっちがより化け物なんだろうか。



アンヴァル潜入戦のヒューベルト。
言葉遊びが面白い。



アンヴァル戦直前。
先生ルート同様にドゥドゥーが登場。グロンダーズ会戦があった分、あちらの掘り下げをこちらができているという感じか。


帝国を倒した後のフォドラへの対応を考えるクロード。


アンヴァル城内。
やはり闇に蠢く者(アガルタの民)がいる。

一方、帝国兵でありながら所属が闇に蠢く者という個体もいる。



フォドラ統一を成し遂げるのは痛みを知った者か、外の世界からの視点を知った者か。

エーデルガルト相手にセイロスの紋章が出てきた。(空竜の証を装着している)



エーデルガルトに勝利後。
ヒューベルトからの手紙で闇に蠢く者(アガルタの民)がいるシャンバラへ赴く展開は先生ルートと同じ。
あちらと違うのは、女神の眷属に対して疑問を抱いているというところ。



アンヴァルに幽閉されたレアを解放。
しかし、今の状況でありながらクロードの問いに対してすっとぼけるこの態度。
殺意しか沸かない。

流石にクロードもブチ切れる。

ようやく語り始めるレア。
ネメシスが盗賊の首領で闇に蠢く者(アガルタの民)が彼に協力していたというこの辺りの内容は先生ルートと同じ。


それだけでは腑に落ちず、女神の眷属が集うザナドで虐殺を行ってもなおアガルタの民が憎む対象がいるということについて疑問を抱くクロード。

シャンバラ

シャンバラの位置で相変わらず驚くヒルダ。



アガルタの民が放つミサイルに関して。

どうやらガルグ=マクの地下にある聖墓は、ソティスがアガルタの民から女神の眷属(ナバテアの民)を守るために、バリアを展開することができる神器として作ったものらしい。(バリアによって弾かれたミサイルが着弾したのがアリル)
そして眷属達は、その安全地帯の修道院から近いザナドに都市を作って暮らしていたとのこと。
これは先生ルートでは明かされなかったこと。

また、ミサイルを使ってこなかった理由に関しては、シャンバラという本拠地の座標を割り出されることを防ぐためらしい。
聖墓を狙って落とした際然り、アガルタの民はソティス(とソティスが宿る主人公)をミサイルで特に狙い撃ちしている感じがある。あくまで対ソティス用の切り札という感じだろうか。

死神騎士は主人公と死合いを交えたいがために敢えて生かしたのだと思われる



コルネリア(アガルタの民)は戦うことなく逃亡。



シャンバラ突入。

アガルタのマーク。国連のマークに似ている印象がある。

VSタレス。



タレス撃破後。
ミサイルで集中攻撃しレアに瀕死の重症を追わせる展開は先生ルートと同じ。


しかし、ミサイルの落下で崩壊したシャンバラから、

なんとネメシスが登場。アガルタは死体蘇生ができるのか…?

フォドラ解放戦

シャンバラの一件で、レアが白きものだということを知ったクロード。

このルートではレアの死が確定する模様。


死ぬ前に隠していたことを離そうとするレア。
これまでと全ルートでの所業から、それすらも本当に真実なのか疑わしいが。

まず、神祖ソティスが作り上げた眷属の中で最後の個体がレアとのこと。
(ということはエーデルガルトルートでは、ソティスは親なりのケジメをダメな子(最後に作った個体)につけ、人に戻った主人公と歩む道を選んだという形になる)

ソティスに関して、『地球外生命体』説が唐突浮上。
『ゼノブレイドクロス』でもエルマが地球人と思いきや、ヴォイド率いるグロウスに対抗するため古代サマールの技術を同じサマールの末裔たる地球人に伝えにやって来た地球外生命体だったので、ありそう。

ソティスは自分の身体を人に似た姿に変え(もうこの時点で地球外生命体と言っているようなものだが)、自分の血を使って女神の眷属(ナバテアの民)を作り上げる。
そしてソティスは眷属と共に、当時の現地地球人(アガルタの民=我々地球外のテクノロジーを与え、高度な文明をより発展させたらしい。

ミサイルに魔導が加わっていたりする面を見ると、恐らくは闇の魔導闇魔法を技術発展として提供したのだろうか。(闇魔法もアガルタか、アガルタと接触関係にある者くらいしか使っていない)
ソロンが使っていたザラスの禁呪、アガルタの民固有スキル「アガルタの術」もソティス由来の技術の可能性も。
というより、『ゼノブレイドクロス』でエルマが齎したサマールの技術の中には暗黒物質ダークマターを用いる(ドールなど)ものがあったので、地球外生命体から授けられたこれらの闇の魔導は全てダークマターという可能性も十分に考えられる。(闇魔法のルナΛ辺りは露骨にダークマターっぽい)
聖墓が対ダークマター用兵器という可能性はどうかは不明。

しかし、技術を得たアガルタの民(地球人)は『神祖の教え』に背いて争いを始めるようになり、さらにはソティスに戦いを挑んだとのこと。
ここが疑わしい点で、ソティスの『教え』というのがセイロス教みたくかなり胡散臭く、ソティスはアガルタの民に反旗を翻されるほどの何かをしでかしてしまっていたのでは?とも考えられる。

そして、その戦いで地上は焦土となり人々の殆どが死滅。
この過程の中でアガルタの民(地球人)は地下(恐らくシャンバラ)へ逃れて、ソティスやその眷属らに復讐の機会を狙い続けていたという。

こいつの言ってること本当なのか?」と疑いが収まらないので、何かゲーム内で他に情報がないかと後に探ったところ、
あった。

DLC適用でアビスの書庫内で読める、レアやセイロス教が都合の悪いと判断して検閲封印した書物群。そのうちの「世界破滅伝奇」。
この獣畜生はまだこんなものを隠してたのか…。最早信用の欠片も無い

全文は下記の通り。

古の神が住まいしはずの地ティニスにて、
ついに神ならざるものが目覚める。
異形の巨躯が、世界を水の底に沈めるために蘇る。
すべての人の子らに滅びを、
すべての獣、すべての鳥、すべての魚に救いを。
命の血を流しすぎた人の子らに、報復を。

世界が水の底に沈む前に、神ならざるものを討つ。
そのために人の子らは光の柱を地に立てた
ティニスも、マールスも、セプテンも、リウムも、
すべてが破壊し尽くされ、大地が消えた。
それでも神ならざるものは立っていた
絶望という名の洪水が、世界を覆った。

人の子らは地の底へと逃げた。
神ならざるものの目の届かぬところへ。
太陽の光の届かぬところへ。
絶望の水が入り込まぬところへ。
やがて獣の支配する地上への、
神ならざるものへの復讐を誓って。

字面から憶測できる点としては、

  • アガルタの民(地球人)は元々、自分達が崇める神がおり、その神を信仰するか存在する地が「ティニス」。恐らく、「マールス」「セプテン」「リウム」といった地にもそれぞれ別の神がおり、それらの神々を巡る宗教対立が起こっていた
  • 地球外生命体(?)のソティスが地球に出現。眷属を作って地球人にダークマター技術(?)を与えた
  • それと同時にソティスは、アガルタの民の4神ではなく、ソティス自身のみを崇めるようにすることで争いを封じようとし、眠りにつく
  • しかし、得体のしれない地球外生命体を崇めてこれまでの4神を棄てることなど地球人類にできるわけもなく、ソティスの命など意に介さず、再び宗教対立が勃発
  • これを検知したソティスは目覚め、4神の地のうちティニスに現れ、異形の体躯という存在(魔物の原点か何か?)を使役し、世界を洪水で押し流し沈めようとする
  • アガルタの民(地球人類)は洪水で滅びることを拒み、ミサイルを大量に発射し、ティニスなどの地諸共ソティスの抹殺を狙うが、地球外生命体のソティスにはまるでダメージを与えらず焦土と化したのみ(聖墓のバリアと同じ仕組み?)
  • そしてソティスは洪水を起こし、アガルタの民の文化ともいえる地上のもの全てを押し流して一掃
  • その中で、アガルタの民は太陽光の届かぬ地の底、即ちシャンバラへと逃げ、地球外生命体とその眷属という人ならざる獣・化け物が支配するようになった地上の者への復讐を誓うようになる(人の姿をしていても、生物学的には異なる生き物。人とチンパンジーのような感じ)

ということが考えられる。

憶測から考えることとしては、やはり宗教は戦争の火種になりやすいということ。
我々の世界でもそうで、同じ神を信仰する宗教でも、神の在り方を巡って簡単に戦争を起こしている。某2国なんか特に。
『風花雪月』の場合、それに加えて地球外生命体を崇めろとなれば流石にそれは無理だろうとしか。
というより、平和のために崇めろと強制する点はソティス自身が最後に作った眷属個体のレアがセイロス教を作ったことと似ており、やはり親子なのか…という感じも強まる。
そうなると、エーデルガルトルートでソティス(の宿る主人公)がレアを討ったのは、ダメな子への親としてのケジメだけではなく、自分の犯した過ちに対する償いの面もあったのかもしれない。

アガルタの民は宗教という存在を痛感しているからこそ、フォドラ人や女神の眷属を滅ぼすにあたって、セイロス教会内で思想対立をさせて(ロナート卿や西方教会を使役するなどで)戦争の火種を作っていたという考え方もできる。

何にせよ、結局のところ最後の最後までレアはアビスに封印した書物の内容に関しては隠蔽している事柄があるということで、信用は地に落ちたという感じ。


本編に戻るが、上記のアビスの記録もふまえてソティスが地上を洪水で押し流して滅ぼした後。
ソティスはアガルタの民の文化を一掃した後の大地に、現フォドラの礎を築き上げる。

これは、地球人(アガルタの民)が見れば、人そっくりな姿をした獣・化け物が自分達の大地を支配しているという見方になる。
アガルタの民はフォドラ人のことを「獣」「獣の裔」と呼んでおり、そう呼ぶ理由についてはシャンバラにて「女神に尻尾を振る姿」とのことだが、これだけでなく、人の皮を被った別の生物という意味合いも含まれていると思われる。

しかし、地上の化け物達に復讐を目論むアガルタの民は、ネメシスという一盗賊を利用し、ザナドにいた眷属をレアを除いて皆殺しにする。

そして英雄の遺産に関して。
英雄の遺産とは、ソティスや女神の眷属の死体の骨からアガルタの民によって作られたもので、紋章石はその者らの心臓紋章石の適合に必要な紋章がその者らの血だという。
天帝の剣はソティスの骨、炎の紋章石(天帝の剣に本来埋め込まれていたもの、現在は主人公の心臓にある)はソティスの心臓、炎の紋章はソティスの血。
その他の英雄の遺産は女神の眷属の骨、各紋章石や紋章は女神の眷属の心臓や血といった具合。

英雄の遺産及び改造武器アイムールの専用戦技の殆どが「竜有効」を持つのは、女神や眷属の抹殺を狙うアガルタの民によって作られたものだからだと考えられ、女神の眷属達は自分達の同胞の体組織で殺されかけているという形になる。
ある意味ではアガルタの民が仕組んだ同士討ちであり、毒を以て毒を制すという感じでもあるか。
そうせざるを得ない理由としては、アガルタの民(地球人)にとって女神や眷属の力が強大すぎる化け物だからだろう。
それに加え、人の皮を被った別の生物という認識なので、動物実験という見方もあるだろうが。

そうしているうちに、シャンバラから解き放たれたネメシス率いる軍勢がガルグ=マクを目指して進行中。
道中の兵士は全て倒し、最強の一角であるホルストもボコボコにされた模様。

天帝の剣に酷似した武器を持っているとのこと。
英雄の遺産は化け物とはいえ生物の骨と心臓で構成されるので、クローン技術で量産したのか…?

主人公が天帝の剣を使える理由をクロードが考え始めるが、レアが回答する。
これは先生ルートで語ったことと全く同様。

やってることがソティスが滅ぼそうとしてアガルタの民と大して変わらない



シャミア。
アガルタの民の執念について触れるが、やってること自体はエーデルガルトやクロードと同じではあるから何とも。



フェリクス。
ウキウキしてる。

お前ではなく「先生」と言ってくれるのが好ポイント。



アッシュ。
この後の歴史がどう作られるかというところに不安を抱く。


バルト。
このことをホルストに言ったらボコボコにされそう。



リシテアちゃん。
どうやらネメシス軍の中に闇に蠢く者(アガルタの民)もいる模様。



ネメシス戦が始まる。




なんと、

マップにはネメシスやアガルタの民だけでなく、フォドラ十傑全員集結している。
ネメシスの経緯から考えれば、フォドラ十傑はネメシスに従っていた盗賊だったということになる。


ブレーダッド
ディミトリやランベール、獅子王ルーグの先祖。
ブレーダッドの紋章を当然持っており、「アラドヴァルΓ(ガンマ)」というアガルタ製の模造武器を持っている。


ゴーティエ
シルヴァンやマイクランの先祖。
ゴーティエの紋章と、模造武器「破裂の闇槍」を持っている。


ドミニク
アネットやギルベルト(ギュスタヴ)の先祖。
ドミニクの紋章と、模造武器「打ち砕くもの・闇」を持っている。


ラミーヌ
メルセデスやイエリッツァ(エミール/死神騎士)の先祖。
ラミーヌの紋章と、模造武器「ラファイルの闇珠」を持っている。


フラルダリウス
フェリクスやロドリグ、その他ルーグの盟友キーフォンの先祖。
フラルダリウスの紋章と、模造武器「アイギスの闇盾」を持っている。


リーガン
クロードの先祖。
リーガンの紋章と、模造武器「フェイルノートΤ(タウ)」を持っている。


ゴネリル
ヒルダやホルストの先祖。
ゴネリルの紋章と、模造武器「フライクーゲルΛ(ラムダ)」を持っている。


ダフネル
イングリットやジュディットの先祖。
ダフネルの紋章と、模造武器「ルーンΔ(デルタ)」を持っている。


カロン
カトリーヌ(カサンドラ)の先祖。
カロンの紋章と、模造武器「雷霆・闇」を持っている。


グロスタール
ローレンツの先祖。
グロスタールの紋章と、模造武器「テュルソスの闇杖」を持っている。


そして、盗賊王として十傑の盗賊を束ねる首領・ネメシス
炎の紋章と、模造武器「天帝の闇剣」を持っている。なんと2つの紋章石を持ち、戦技「崩天(ほうてん)」が使えるとのこと。


闇に蠢く者(アガルタの民)も参加。
オデッセというアガルタの民が人工魔獣を連れている。
スキルにアガルタの術を持つ。



バトル開始直後、ネメシスの十傑バフが発動。
フィールドに残っている十傑1人につき、全能力+3となる。
したがって、十傑全員が存在している状態だと全能力+30という脅威のバフ。

なので、基本的には十傑を全滅させてからネメシスに挑むことになる。

また、その道中は毒沼に覆われており入水するとターン終了時にダメージ。
但し十傑や古代兵はダメージ分だけ逆に回復するスキルを共通で所持。

毒沼はラミーヌが発生させているものなので、これを倒せば毒沼は消える。
但しその瞬間、敵の移動範囲が一気に広まって一斉に攻めてくる。
面倒な敵はある程度毒沼状態の時に処理しておき、数が減った時にラミーヌを倒すという手もある。



ネメシスが狙うはセイロス(レア)のみ。



十傑のうち、リーガンとクロードのみ会話あり。
フェリクスをフラルダリウスに、アネットをドミニクにぶつけても会話は無し。(手抜きか?)残念。


当然ながら主人公とネメシスに会話あり。



勝利後、ムービー。

天帝の闇剣のアップが映されるが、2つの紋章石はなんと、DLC組のノアの紋章(コンスタンツェ)、ティモテの紋章(ハピ)。
これら2つの英雄の遺産がないことから、アガルタの民が女神の眷属をネメシスや十傑に殺させて奪った心臓のうち、ノアとティモテの元となる心臓は保管していたのだろうか。



アニメーションはかなり凝っている出来。
恐らくエーデルガルトルートのものと同等かそれ以上。


最後は、フェイルノートの専用戦技「落星」を使ってネメシスの不意を突きつつ上空から腕にダメージを与え、主人公が天帝の覇剣で撃破。



この戦いの終焉を以てフォドラの夜明けが訪れる。
エーデルガルトルートと同じく、レアが作っていた歪な秩序が全て消え去り、勝者によって新秩序が成立。
クロードの望んだ夢の通り、パルミラ、ダグザ、スレン、ブリギットなどの周辺国との交流が進んでいくようになる。

外伝

砂に眠る神話

聖マクイル本人が登場。
女神の眷属だからか、白きものと同じ命名法則。
モチーフは朱雀?

十傑はネメシスと同じ盗賊でザナド虐殺をしたので敵意むき出し。

マクイルおじさま楽しそう。

湖水の伝説

聖インデッハ本人が登場。
やはり女神の眷属だからか、白きものと同じ命名法則。
モチーフは玄武?

インデッハおじさまも楽しそう。

セテスとも当然会話あり。

ストーリーはひとまず終了

取り敢えず、これで青獅子編、エーデルガルトルート、先生ルート、金鹿編の4ルート全てを制覇。
残りはランクSの支援会話数名分を回収するくらいとなった。

一応、引継ぎし続けているデータで全キャラの技能上限と兵種マスターもしている。
闇魔法試験パスで得られる2種の男性専用魔法種も大方マスター済み。

知りたい情報は最後の金鹿編をもっておおよそ得られたが、それでも謎な部分があるのが先述のソティスの教えとアガルタの民の関係について。
この辺は『万紫千紅』でより詳しくなるといいなと思う次第。

好きなキャラはもう言わずもがな、リシテアちゃん
フォドラ人視点からは彼女なのだが、世界全体を視点とすると闇に蠢く者(アガルタの民)に強い同情が沸いている。

フォドラの歴史や各ルートの存在意義に関しては改めて別記事でまとめ上げる予定。

そして、『風花雪月』には「引継ぎをせずに最高難易度ルナティックのストーリーをクリアする」とタイトル画面が変化するという特典があるようなので、先述の残りの支援Sを回収した後、最後の先生の課題として触れたいところ。
学級は決まっており、当然ながらリシテアちゃんがいる金鹿の学級編でプレイする予定。
ラスボスも十傑とネメシスがいるので熱いし。

その後は『無双 風花雪月』が控えている。
このゲームにしかない情報があるかどうかは分からないが、期待したい次第。
バトルシステムはシミュレーション式ではなく『ゼノブレイド2』『ゼノブレイド3』式のような感じなので、そちらもそちらで楽しみ。「チャレンジバトル極」並のものはあるだろうか…?

作品全体としては、キャラ毎の設定に基づく支援会話、宗教に抑圧され閉ざされ封じられた世界観の行方、兵種変更で『ゼノブレイド3』並に割と自由な戦闘システムなど、面白い部分が多かった。
カタログチケットの余り枠として購入したゲームだが、個人的には刺さる作品で楽しめたと自負できる。
周回における作業感は半端ではないので、ストーリーや支援会話に助けられたかなという感じ。

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