『ゼノブレイドクロスDE』第13章

ゲームゼノブレイド

第13章プレイ済み前提。
また、『1』『つながる未来』『2』『黄金の国イーラ』『3』『新たなる未来』プレイ済み前提。

WiiU版の補完はされている

WiiU版ストーリーで中途半端に終わった部分に関しては、殆どが追加の第13章で補完されている。

古代サマール

グロウス総帥「ルクザール」が崇める「あのお方」の正体が、古代サマール人「ヴォイド」であることが判明。
同時に、グロウスを作り出したのもヴォイドであると語られた。

加えて、グロウスとゴーストの戦争が地球にも及ぶと予想して地球に来訪し、ドールや移民船の技術を伝えた地球外生命体・エルマ及び彼女の母星も古代サマールの末裔であると判明。

また、新規追加されたプレイアブルキャラクターであり「ニール・ネール」のキズナクエストにおいても、古代サマールについて幾らか触れられた。
ニール・ネール曰く、自身やセリカの母星であるクリュー星は、古代サマールの技術を受けた星の一つであり、クリューの先祖達は古代サマールを崇め、その技術を他の星々に伝えていったという。
その星のうちの一つが、惑星ミラにテラフォーミングをしようとしており、その残骸が忘却の渓谷のアンノウンリングとのこと。

つまり、あれは巨神界・機神界の機神の腕ではなく、クロスの世界に存在する星の技術によって作られたテラフォーミング装置であると確定した。
まあ、WiiU版当時から機神の腕にしてはリングの厚みも模様も全然違うし……

セントラルライフ

セントラルライフが惑星ミラに不時着した際に既に破損していたにも拘わらず、B.B.が機能していた理由に関しても明かされている。

『2』で明らかになった「ゲート」によって繋がれる、「幾多の次元の生命の意識が収束する場所(=狭間の深淵」にクロス宇宙の人々の意識も存在しており、ここからB.B.と意識が繋がっているためによるものとのこと。

つまり、狭間の深淵→セントラルライフ→B.B.という流れで人々の意識が繋がっているのだが、セントラルライフは中継点でしかなく、その中継点が失われても問題はない、という具合。

全宇宙の理のようなもので、あらゆる生物の意識は世界の結節点に収束するという仕組みは、セントラルライフと酷似しているという。
世界の結節点に全次元の生物の意識が収束するように、B.B.の意識はセントラルライフに収束している。

『1』『2』『3』との関係如何

全て別次元の話である+答え合わせ

『クロスDE』の地球消滅ムービーで、クラウス世界の地球にあったオービタルリングや3本の軌道塔・ビーンストーク、3つの低軌道ステーションが追加されることはなかった。
この時点で「あ、もう『クロス』はクラウス世界とは別次元かな」と9割くらい感じていた。

さらに、『クロス』の世界でも「ゲート」という存在が語られた。

『2』で登場したゲート。色が異なるのは、次元毎に色が決まっているのだろうか?

オリジナルアレスに宿るゲートの力の一部時空転移能力」により、地球消滅前にゲートが開いたことで、グロウスや白鯨は遥か彼方の別次元へ飛ばされ、その次元にある惑星ミラへ辿り着く。
グロウスと白鯨で到達時間が異なるのは、ゲートの力が空間だけでなく時間にも及ぶものであるから。

これらにより、『1』『2』『3』を構成するクラウスの世界と、『クロス』の地球、及び惑星ミラの世界は全て異なる次元に存在することが確定となった。
恐らく『クロスDE』(本来のクロス)でやりたかったこととは、

  • クラウス世界以外でもゲートが扱われている
  • ゲートで接続される空間の狭間の描写
  • クラウスの相転移実験が何故失敗したのか
  • ゲートの力を扱える者の定義

という4点に関するゲートの内容を見せることだと思える。

自分の発売前の予想(過去記事参照)と照らし合わせると、

  • クラウス世界(アルスト)とクロス世界は同じ(実際は互いに異なる次元だったのでハズレ
  • 惑星ミラに飛ばされる際は、ゲートの力が関与している(これは当たり。オリジナルアレスのゲートの能力の一部)
  • ゲートはクラウスの語った「時空転移現象」から、空間だけでなく時間も超越するこれは当たり
  • 惑星ミラはゲートによって作られた星(これは惑星ミラに関する説明が無いので未だに不明
  • デバイスやウロボロスはエルマが持って来たアレスのデータを基にした(ハズレ
  • ゴーストは宇宙の平穏を維持するための宇宙警察的な生物軍団のようなもの(これは当たり。宇宙を自然本能で維持しようとする矯正システム)

といった具合で、およそ正否は半々といった具合。
ゲートに関する予想が大体当たっているのが面白いのと、正体不明のゴーストの意図を割と当てられていたのが嬉しい。
予想が殆ど外れやすい『ゼノブレイドシリーズ』で半々は中々いい方では??

『2』DLCでエルマが世界樹(第1タワー・ラダマンティス)について全く知らなかった理由も、これで整合性がとられた形になる。

世界樹 中層「第七外郭エアポート」

マルチバース・ジョイント「ゲート」

まず、オリジナルアレスは古代サマールの時代にヴォイドが作り上げたものと判明。

当時、サマールには「ゲート」が現れ、古代サマールの天才科学者だったヴォイドはゲートを研究し、ゲートの力を6つのコアに還元し、このコアと連動する機体として「オリジナルアレス」を完成させた。

そのため、オリジナルアレスにはゲートの力の一部である「時空転移能力」が備わっている。
別次元への空間転移だけではなく、時空間の狭間にて異なる次元の様々な時間を垣間見ることが可能。
地球崩壊の直前、この時空間の狭間にやってきたアルとアレスは、『1』の巨神界、『2』のアルスト、『3』のアイオニオンの世界を同時に観ている。
アイオニオンは『1』『2』の遥か未来の話であるため、明らかに時間にも影響を及ぼしていることが分かる。

アルヴィースがまだ管理者として君臨していたときの巨神界の時間
バーン会長の依頼で古代船の調査する中、シンによって身体を貫かれて死亡し、レックスがホムラのトリニティ・プロセッサーとしての記憶空間の中で会話していた時間
『1』『2』の世界が衝突する寸前で、全世界の人々の消滅を恐れる内面の恐怖の集合体「メビウス」によって作られた永遠の今「アイオニオン」。
その世界の中で、エヌとエムの後悔から生まれたノアとミオがモルクナ大森林でおくりびとの笛を交換していた時の時間

クラウスの世界で、第一低軌道ステーション・ラダマンティスにてクラウスが相転移実験を始める際、ガラテアは「アレは単なるマルチバース・ジョイントでしかない」と述べていた。実際にはそうではなく、『2』でレックスがさらなる力を使役していたり、今回の『クロスDE』では究極の物体と称された。
マルチバース・ジョイントという面では、時空間さえも超越できるその能力を、今回の『クロスDE』にて改めて描写していた。

狭間の深淵

狭間の深淵」と呼ばれる、全ての次元の意識が収束する場所が全宇宙の中心に存在していることが明らかになった。
さらに、この狭間の深淵と繋がって世界の結節点に到達することで、物質は時空転移現象を起こすことが可能とのこと。

『ゼノブレイドシリーズ』の全ての人の意識がここにあるようなものだろう。
それは今を生きている生者だけでなく、先述のアイオニオンのような空間の中の者達の意識であったり、既に死亡した者の意識も、ここから涅槃の空間のような場所に現れたり、時空間の狭間で断片的に垣間見ることができる。

ここへ辿り着いたアルは死亡したラオと出会う。
もしかしたらガドやディクソン、恩師ヴァンダム、ラウラ、シン、マルベーニ、クラウス達もこの場所に現れることができるのかもしれない

これにより、今後の『ゼノブレイドシリーズ』はこの空間や概念の存在を前提に存在を考えていくべきなのだろうか。

ヴォイドは「時空転移能力」以外のゲートの力は見つけられていないのか

ヴォイドがオリジナルアレスのコアに還元したゲートの力は、現在オリジナルアレスが発した力で描写されている限りでは「時空転移能力」でしかない。
つまり、クラウスが相転移実験を行って失敗した際に放たれた力と同じ

となると、天才科学者であるヴォイドが研究をしても、ゲートから得られる力はこれしかなかったと考えられる。

クラウスの旧世界次元においても、アオイドスがアフリカで発見したゲートを調査・解析してもやはり「マルチバース・ジョイント」という結論しか得られておらず、その危険度からオービタルリングを形成したのだが、それでもゲートによる相転移実験失敗で放たれた力は抑えきれず、地球全土を崩壊するに至っている。

となると、人類の科学の力で解明・入手できたゲートの力は「時空転移技術」に限られるということになる。

尤も、これまでの世界の中で唯一、ゲートの「時空転移能力」に限らない未知の力、即ち思い描いた事象を現実化させる能力」をゲートそのものから直接使役した、英傑とされる一組がいるのだが…。

神が与えたもうたその力、何のために使う?

クラウスの相転移実験が何故失敗してしまったのか

オリジナルアレスは三度の時空転移を成功させている。

一度目は地球消滅の直前、二度目は時空間の狭間から惑星ミラ次元への転移、三度目が惑星ミラ次元から新たなる世界への転移である。

その余波によって何かを失うということには至っていない。
クラウスがゲートの力を使った相転移実験(失敗)と異なるのはここだろう。

『クロス』のアル達は時空転移能力を完全に制御している。
一方、クラウスは相転移実験を失敗し、地球は崩壊した。

では、何故クラウスは相転移実験を失敗してしまったのか。

オリジナルアレスに搭乗している操縦者のアルは、一度目の時空転移を発生させて時空間の狭間へと流れ着いた際、自身の意識をオリジナルアレスと完全に同化させている
これは、時空間の狭間に流れる全次元の膨大な情報をアルの頭で処理しきれないために、アルが本能的にオリジナルアレスの機能と自身の意識を同化させることで、この空間の中で自我を保とうとしていたことによる。(この辺りは『文豪ストレイドッグス』原作で神人・雨御前に斬られた敦で既に描写されていたので似たことをしていて驚いた)

もとよりアルは地球でドールの訓練を受けている際、最もドールに適合するパイロットであり、オリジナルアレスの専属パイロットとなったとされる。
これらのことから、オリジナルアレスとアルは強力な同調関係にあるといえる。

また、時空転移にあたり、アレス即ちゲート能力との完全同調地球が崩壊するほどの強力なエネルギーに加えてあらゆる世界の結節点」に到達することが重要とされる。

一方でクラウスは相転移実験を行おうとした際に、ゲートの管理用に作っていたトリニティ・プロセッサーをゲートと同調させることで、ゲートのマルチバース・ジョイントとしての力を発動・制御しようとしていた。
恐らく、ゲートと完全同調したトリニティ・プロセッサーは「あらゆる世界の結節点」に到達できるものと推察される。(エネルギーは恐らく実物として存在しているゲート全デバイスの「スレイブ・ジェネレーター」を機能させているので運用可能なはず)

96%…ダメよクラウス!
いけなかった

奪い合いの世界から蔓延する絶望に突き動かされ、トリニティ・プロセッサーの同調率が100%に満たない状態でゲートを起動した結果が、不完全な時空転移現象、即ち相転移実験失敗による世界の成れの果てだろう。
もし仮に、アルとオリジナルアレスのような完全同調をゲートとトリニティ・プロセッサーが果たしていれば、クラウスの相転移実験は成功していたのかもしれない。

全てを愛そうと真っ直ぐだったアル、絶望に突き動かされるクラウス(マルベーニ)。
この2者の違いが、互いの世界の命運を大きく変えたといえる。

だからこそ、アルストの世界はクラウスの時代も『2』本編の時代も「強い絶望の連鎖に包まれている」。

しかし、そんな彼が罪滅ぼしで作り上げなお絶望に包まれるアルストの中でも、アルと同じように世界を愛した者がいた。
だからこそ彼らも、人類の科学では知覚し得なかったゲートの時空転移能力だけではない、その先をゆく力を行使できたのではないだろうか。

「ニアもトラくんもセイリュウさんも…皆がいるこの世界が大好き」
「なら行こう」
「アレス…お前、皆が好きか? 愛してるか? だよな」
「じゃあ…一緒に行こうぜ!」
「思い描いた事象を現実化させる能力」を使役するレックス、ホムラ・ヒカリ(プネウマ)。
それは、ゲートから漏れ出る人類には知覚し得ない力。
マルベーニが世界に絶望している様子を知っているジークが、レックスに対し「この世界は好きか?」と問うたシーン。レックスは時空転移を成功させたアルと同じように世界を愛し、マルベーニは相転移実験を失敗したクラウスと同じように世界に絶望している。
モルスの地・ゲトリクス神託跡地でのプネウマ覚醒直前の会話。自分達の力を恐れ強い自殺願望を抱き続けていたホムラとヒカリだが、その恐怖をレックスが全て受け入れてくれたことで、「この世界が好き」という答えに辿り着く。

次の”誰か“に想いを託そうとしている面や、護りたいものを護り抜くという面も、彼の出した答えと全く似ている。
これが『クロスDE』のテーマであるとするならば、ゲートの力を手にすることができる者とは、こういう志を強く持つ者達を指すのだろうか。

護りたいのために戦う。それはアデルが教えてくれたこと。

ヴォイドとマルベーニ、クラウス

過去作をプレイしていたプレイヤーなら、ヴォイドがサマールでの一件を経て「死」を求めながら消滅を恐れ逃避を続け、そしてそんな自分の弱さを認めている姿に対し、ある人物の既視感を覚えたのではないだろうか。

マルベーニ、そして彼と自分を重ねたクラウスである。

メビウスは2つの世界の消滅を恐れ、ザンザは孤独を恐れ、それぞれ世界を支配していた。しかし、自身の弱みを他人に吐露することはなく、世界で在り続けた。
マルベーニが彼らと明確に異なり彼が人間として非常によく表現できている点はここにある。

ヴォイドの場合、古代サマールにおいて天才科学者だった彼は、そうであるが故の「知らないことに対する絶望・恐怖」から来る探求心、即ちヴォイド自身の業によるものだったのだろう。ゲートを研究し、オリジナルアレスを作り上げてしまった。

しかし、彼の知識欲はゴーストを招く結果となった。
この事態を重く見た古代サマール人は、ヴォイドがゴーストを招く元凶と判断。
死を与えることはサマールの掟に反するため、時空間の狭間に「意識の監獄(=浮遊大陸)」を作って彼を封印した。

古代サマール人によってヴォイドは「死に到達することのできない永遠の監獄の中で知性を衰えさせていく」という罰を与えられ、探求心に満ちる彼は「自分が古代サマール人によって失うことになった『死』」を知ろうと画策していった。
つまり「死」を失った瞬間、自分が得られない「死」を欲し始め、自分や他人の中にその定義を求めるようになった。生存闘争と称して数多の命を奪う=他人の死を奪うことによって。

世界の調律者を自称するヴォイド、人類が神に近づけると夢見たクラウス、神の言葉の代行者を名乗るマルベーニ。
しかし、彼らは人であるが故に苦しみ続けた。孤独を苦とは感じないと思っていても、孤独が故に答えを自分だけでなく他人にも求めようとした
そして、そういった自分の抱える苦しみから一歩を踏み出して前へ進むことを拒み、逃げ続けた

同じサマールによって失った「死」を知ることで知を求める自分が変わり消えてしまう恐怖。
絶望に突き動かされた自分の過ちで世界を失い、罪滅ぼしで世界を再生させると誓うが絶望に囚われた世界が変わることは永遠になく、罪を償うことすら叶わないという運命に対する恐怖。
母を失い人に対する信頼を失い世界の答えを求め世界樹を登り、神の言葉を持ち帰った自分という神の代行者が、新たに生まれてくる神の言葉によって消えてしまう恐怖。

自分の大切なものを失った後、自身で確立した存在意義を失ってしまうことは、自分自身の存在の否定=自身の消滅であるため、彼らはそれが耐えられない。耐えられないが故に逃げ続ける。
それが彼らにとっての救いであり、メビウス=自分自身の抱く恐怖という心の内面といえる。だからこそ、変わることを拒み、変わらない永遠の今で在り続けようとする

『クロス』はWiiU版だけの話であれば『1』『2』『3』と大きくかけ離れているように見える。
しかし、今回の『クロスDE』で追加された第13章でヴォイドという存在が登場したことで、やはり『クロス』も『1』『2』『3』の流れにある『ゼノブレイドシリーズ』ということを再確認できた。

改めて観ると、これほどまでに強い絶望を描いた『2』はあまりにも強すぎるのではないか、と感じる。
マルベーニとクラウス、この2人の抱いたり見てきた絶望・人の業があまりにも大きすぎており、全ての人間の業をこの2人だけで描写し切っている。異星人のヴォイドにすら当てはまっている。

そんなマルベーニと同じマスタードライバーでありながら彼と真逆の道を往き、クラウスを強すぎる絶望から解き放ったレックスという存在の大きさが、偉大すぎると改めて感じる。

「世界が好き(愛する)」「想いを次代の誰かに託す」というレックスと同じ考えや答えを持っているアル
マルベーニやクラウスと似たヴォイドに対峙する彼を起用したのは、『クロス』の世界にもレックスと同じ答えを持つキャラクターがおり、そういった者が世界を救い前へ進めていく、ということを表現したかったのではないだろうか。
オリジナルアレスに宿るゲートの力の一部である「時空転移能力」を制御するアル、ゲートの時空転移能力以外の「思い描いた事象を現実化させる能力」を持ったレックスという面を見ても、そういった意味を感じる。

「ゴースト」について

先述した通り、宇宙に害をなす存在を自然本能で排除する、宇宙の矯正システム
『クロスDE』発売前に自分が予想・推測した「宇宙の平穏を維持するための宇宙警察的な生物軍団」は概ね正解。

ゴーストの出現した星は消失現象が発生するが、これはゴースト由来の能力であることはほぼ確実。
これも、宇宙に害をなす存在の排除の目的の一つなのだろう。
ゴーストにより光一つ残さず消えていく「消失現象」は、アイオニオンの「消滅現象」(相反する2つの世界が衝突し光となって消滅する。消滅跡地にはマティアによれば「アンノウンマター」と呼ばれる物質が残る)とは別ものなので、この辺りはきっちりと区分けしておきたい。

古代サマールの末裔であるエルマの母星は、ヴォイドら古代サマールが作った「時空転移能力」を有するオリジナルアレスを再現した結果、ゴーストの襲撃を受けた
ヴォイドもまた、ゲートの力を研究して「時空転移能力」を有するオリジナルアレスを生み出した矢先、ゴーストの襲撃を受けることとなっている

ゴーストも「時空転移能力」を持つのか

ヴォイドがオリジナルアレスを完成させた古代サマール、エルマの母星&地球、惑星ミラと、全く異なる別次元にゴーストは出現している
そのため、ゴーストも「時空転移能力」を持っている可能性がある。
ヴォイドが作ったオリジナルアレスはゲートの時空転移能力を6つのコアに還元しており、ゴーストもまたオリジナルアレスと似たコアを有する。つまり、このコアがゲートに関連する能力を持つ証なのではないか、という予想。

ただ、ゴーストは「宇宙の平和を維持する矯正システム」であるため、全ての次元の宇宙にそれぞれゴーストが配備されており、障害があると判断されれば即座に鎮圧・消失に向かうのかもしれない。

ゴーストは何を明確な排除対象としているのか

描写のうえでは、ヴォイドがゲートの「時空転移能力」を還元したオリジナルアレスが完成した直後、古代サマールの星にゴーストが出現した。
さらに、古代サマールの末裔であるエルマの母星が先祖の技術を基にオリジナルアレスを再現した結果、やはりゴーストが出現している。

恐らく、ゲート本体(及びゴースト)以外の物体がゲートに類似する能力を持つことが「宇宙に対する禁忌なのだろう。
即ち、ゲートの力の一部である「時空転移能力」を持つオリジナルアレスが存在する限り、オリジナルアレスの在る場所に常にゴーストは現れ続け、オリジナルアレスとその星を消し去ろうとするはず。
新たなる星へと転移した先で、オリジナルアレスをどうするつもりなのだろうか。

また、クラウスの世界にもゲートは存在していたが、こちらの世界にゴーストが出現したという描写は今のところ存在しない
というのも、クラウスの世界ではゲートの「時空転移能力」を別の何かに与えたわけではない
トリニティ・プロセッサーにはゲートの管理を任せていただけであるし、トリニティ・プロセッサーがゲート防衛のために作りだしたデバイスに搭載された「スレイブ・ジェネレーター」も、ゲートのエネルギーを受信するだけである。

つまり、クラウスの世界ではオリジナルアレスのような、ゲート以外に時空転移能力を持つ者は存在しない、ということになる。
アルストでレックスがゲートの力による「思い描いた事象を具現化させる力」を用いているが、これは宇宙に害を与えないと判断されている可能性が極めて高い。或いは「この力まで辿り着ける人間が宇宙の害であるはずはない」という認識で、これはアルやオリジナルアレスが排除対象となっていることを考えると、レックスはアル以上の存在という可能性もある。
レックスや彼に連なる子(カギロイ、ミオ、ヒカリとの子)はある意味では対ゴースト用の切り札である可能性も…?

ゴーストがアルストへ襲撃をかけないのは、恐らくそれによるものだろう。

但し、後述の「オリジン」という存在が巨神界・アルストで作られたので、この世界にゴーストが出現しないという保証はできなくなったのかもしれない。

オリジンも「狭間の深淵」に繋がることができるのか?

トリニティ・プロセッサーがゲートを管理していた頃のゲートの情報を記録しているならば、トラをはじめとした技術者の手によって恐らく解析されているはず。
『クロス』の世界で、アルが惑星ミラに現れた直後、人類をはじめとした生命体達はオリジナルアレスを用いた「時空転移能力」を制御可能にしているという例がある。

無からエーテルを無尽蔵に生み出す「エーテル炉」を設計・開発・実用したトラ一家がいれば、彼らが設計に携わったオリジンが、オリジナルアレスのように「狭間の深淵」に繋がることは「できそう」ではある。

オリジンがセントラルライフと似たような機能(予め生命情報を記憶しておき、後に復元させるシステム)を有しているため、オリジンもまたセントラルライフと同様に、狭間の深淵→オリジン→再生生命(或いはアイオニオン内での存在)といった具合で中継点となっている可能性=オリジンが光として記憶した巨神界・アルストの情報は狭間の深淵から意識を呼び出すためのものという可能性がある。

そしてセントラルライフがあらゆる生物の意識は世界の結節点に収束するという仕組みと酷似しているならば、セントラルライフと似たオリジンもまた世界の結節点に収束するという仕組みに酷似しているということが考えられる。
そもそも、オリジンのコアに用いられているのは、アオイドスでゲートの管理をしていたトリニティ・プロセッサーの1基「ウーシア」である。

狭間の深淵に繋がり世界の結節点に到達するということは、時空転移能力を用いて異なる次元と接続していることになるため、これはゴーストの排除対象となり得る
『新たなる未来』の最後でオリジンによって再生した世界は、オリジンのその後次第ではもしかしたらゴーストの襲撃を受けるのかもしれない。
さらにいえば、オリジンで再生するにあたり、これまでの巨神界・アルストとは異なる別の次元の宇宙で星を再生させた可能性もある。(元の同じ宇宙で再生させても消滅現象は発生し続けるかもしれないので、全く異なる別の次元にオリジンを転移させそこで再生させることで消滅を起こさないようにしている可能性)

オリジンで再生した星。一つの光を帯びた何かが星にやって来ているが…

英雄「アロイス・ブルノルト」の出身地

英雄「アロイス・ブルノルト」ことアルは、幼少時代に国を失って追われた身とのこと。
さらに、キズナクエストによればダグ達と知り合っている頃、つまり地球での軍人時代はアメリカに移り住んでいたとされる。

一方で、『2』DLCでエルマはインヴィディア烈王国のファーレン水域に咲き誇るサフロージュの樹を見て、「あの人が愛した国の花、桜(さくら)」と述べている。

あの人という呼び方から英雄アルであることはほぼ間違いがないだろうが、問題は桜の咲き誇る国は我々の基準からすれば「日本」であり、そうなるとアルは日本を愛していたということになる。

幼少期に「国を愛する」という感情が芽生えるとは思えず、軍人時代はアメリカにいる。
となれば、幼少期に国を失った後青年時代に住んでいた国が日本であり、エルマが来訪しドールが持ち込まれた後にアルはアメリカへ移住した、ということがもっとも整合性のとれる考え方となる。

アルの「全てを愛する」という主義から、たとえ生まれた国でなくとも「(移り住んでいた日本を)愛したのだろう。
『2』の時点で既にアルの本質をこの当時のワンシーンだけで描いていたというのは凄まじく、恐ろしくもある。

より深まるクラウスの旧世界の謎

『クロス』とクラウスの2つの世界が異なる次元の存在同士であるということから、これまで明らかになっているクラウス世界の謎はより深まる

クラウス世界に地球外生命体が来ている可能性がある?

まず、『クロス』の次元に存在するサマール人とは、WiiU版のときから既に「別の宇宙からやってきた」とされており、その者達が地球の先祖となっている。

そして『クロスDE』で明らかになったエルマの母星もサマールの末裔であり、エルマの母星と『クロス』の地球は全く同じ宇宙にあることから、エルマの母星や地球で先祖となったサマール人はゲートの時空転移能力に類する力で、別次元宇宙からやって来たということになる。

となれば、ヴォイド達がゲートを研究していた頃の古代サマールと、『クロス』のエルマの母星や地球は異なる次元に存在する、ということとなる。

ゴーストという存在が現れたために古代サマールはオリジナルアレスを破壊しているが、それでもなお時空転移現象を起こしている。
となると、

  • クロス世界の地球が崩壊するエネルギーとオリジナルアレスの力で時空転移現象が発生した
  • クラウス世界でエネルギー源をゲート、同調媒体をトリニティ・プロセッサーとして時空転移現象が発生した

と同じように、ゴースト出現時にサマールの星が消滅する際、研究していたゲートの力とサマールの星の崩壊エネルギーが発生し、サマールの民はオリジナルアレスを失って別次元、即ちエルマの母星や地球がある次元へ飛ばされそれぞれの星の先祖となったのではないだろうか。

同じような理屈で、また遥か別次元の生命体も同じ様なことをして、クラウス世界の地球に転移した可能性も出てくる。或いは、転移したサマール人の一部がクラウス世界にやって来ている、という可能性もある。
というのも、後述の「サルワートル(反政府軍)」という存在があるためだ。

サルワートル(反政府軍)の正体とは

未だに何者なのかが不明な「サルワートル(反政府軍)」。

このサルワートル(反政府軍)と呼ばれる者達は、『新たなる未来』のラジオによれば、人権が認められていない
アフリカなどの国々が存在するクラウスの旧世界において、我々の世界基準で考えれば人権が認められていない人間が存在するとは考えられない。

以前にも予想の1つとして挙げたが、「地球外生命体であるから人権が認められていないのではないか」ということが考えられる。

仮に古代サマール人の一部がエルマの母星や『クロス』の地球ではなく、クラウスの世界次元のゲート発見後の時間にやってきたとすれば彼らの高い技術力によって『クロス』世界のような地球種汎移民計画などが実現できるようになったのかもしれない。

理由はもう1つある。
サルワートル(反政府軍)に関する人権擁護法案は廃案もなる可能性が当時見込まれていた。
この世界で自分達サマール人の人権が認められないとなったことで、古代サマール人はゲートの存在を元の次元で既に知っていたために、クラウスの世界次元に存在するゲートを見て、これを用いて元の次元へ戻るためにゲートの要求を統合政府軍に行ったのではないか、という具合。

ウロボロスがゴーストやオリジナルアレスと似ている理由とは

アイオニオンで、ホムラ・ヒカリのウロボロスパワーを原点としてウロボロスは誕生した。
つまり、ウロボロスはトリニティ・プロセッサーの力によるものであるということはほぼ確定している。

ホムラ・ヒカリの宿るマシューのブレイド「ウロボロスナックル」は、祖父ゴンドウから受け継いだもの。

そしてその容姿は、原初のウロボロスはエルマの母星での復元過程オリジナルアレスに、

ウロボロス・ストーンで生まれたウロボロス達はケヴェス主導のものはゴースト寄りアグヌス主体のものはオリジナルアレス寄り、といった具合で似ている。

理由としては、『クロスDE』の流れを踏まえて3つ考えられる。

  • クラウスの世界次元の地球でゲートが発見された後、古代サマール人がこの次元に時空転移で飛ばされ、地球種汎移民計画などの高度な技術を齎すと共に、かつてオリジナルアレスや強襲してきたゴーストのデータを統合政府やアオイドスに伝え、トリニティ・プロセッサーに反映した可能性(エルマの母星がゴーストに襲撃され消失するまでの間、エルマの母星はゴーストについて大方研究できているので、古代サマール人もゴーストについては研究できていたとは思える。また『クロス』次元の地球に訪れドールや移民船の技術を提供した異星人エルマは古代サマールの末裔)
  • トリニティ・プロセッサーがゲートを管理している間、ゲートを通じて時空間の狭間にアクセスし、古代サマールの次元でヴォイドがオリジナルアレスを生み出しゴーストの襲撃を受けたことを読み取っていたのかもしれず、これを基にオリジナルアレスやゴーストの情報を得ていた可能性(ウロボロスパワーがホムラ・ヒカリを原点としていることから、これを強く読み取ったのは恐らく3基の内のプネウマ1基)
  • 単純に、ゲートの能力の一部を具現化するとウロボロスやオリジナルアレスのような容姿になる可能性。ゴーストもゲート由来の能力を持つのであればゴーストのような容姿にもなれたりするのかもしれない

『クロスDE』発売前の予想のうち、ゲートに纏わるものは当たりだったので、後者になりそうな予感はするがどうだろう。

トリニティ・プロセッサーとヴォイド

クラウスの世界ではゲートの管理をトリニティ・プロセッサーが行い、ゲート防衛のためにこの3基は「デバイス」と呼ばれる兵器群を作り出した。
一方で『クロス』世界(ともクラウス世界とも異なる遥か別次元)では、古代サマールの天才科学者ヴォイドがゲートを研究してオリジナルアレスを作り出した。
どちらもゲートという存在がそれぞれの世界に現れなければ、作られることのなかった兵器。

双方ともゲートの研究によって生まれた兵器ではあるが、トリニティ・プロセッサーのデバイスはゴーストの殲滅対象にならず、ヴォイドの作り出したオリジナルアレスはゴーストの殲滅対象となっている。

先述の通り、ゴーストが宇宙の平和を維持するために殲滅対象にしているのは恐らくゲートの力の一部であり多くの生物が扱える「時空転移能力」だと考えられる。(割と手軽に乱用可能な力という見方。レックスの「思い描いた事象を現実化させる能力」は、そもそも宇宙に害を成す存在であればそこへ到達はできないという考え方
デバイスには時空転移能力は備わっておらずゲートのエネルギーをスレイブ・ジェネレーターで受信する程度であるが、オリジナルアレスの場合はゲートの力の一部である時空転移能力を備えている。

ここで疑問となってくるのが、トリニティ・プロセッサーは何故、デバイス群に時空転移能力を与えなかったのか、というところ。
アオイドスの研究員達がヴォイドと同じようにゲートの研究を行い、既にゲートがマルチバース・ジョイントであることを解明している。
ゲートの乱用によって地球人類が滅びることも十分考えられており、そのために3本の軌道塔・ビーンストークやオービタルリングを形成し成層圏でゲートを研究するに至っているので、有事の際はゲートの力の一部である時空転移能力を使ってこの次元から脱出することも視野には入れるはず。
しかし、デバイスにはオリジナルアレスのような時空転移能力が備わっていなかった。全てのデバイスの要とされる「アイオーン・デバイスにもやはりそういった能力は存在せず「全てを破壊する」に特化しているに留まる。

これに関して、トリニティ・プロセッサーは「時空転移能力を備えるとゴーストが襲撃してくる」ということを知っていたのではないか、ということが考えられる。
先述のウロボロスがオリジナルアレスやゴーストの容姿と似ていることを踏まえると、やはりトリニティ・プロセッサーはヴォイドがオリジナルアレスを生み出した経緯やゴーストの存在・行動理由を把握しているという考え方ができる。
つまり、

  • クラウスの世界次元の地球でゲートが発見された後、古代サマール人がこの次元に時空転移で飛ばされ、地球種汎移民計画などの高度な技術を齎すと共に、かつてオリジナルアレスや強襲してきたゴーストのデータを統合政府やアオイドスに伝え、トリニティ・プロセッサーに反映した可能性(エルマの母星がゴーストに襲撃され消失するまでの間、エルマの母星はゴーストについて大方研究できているので、古代サマール人もゴーストについては研究できていたとは思える。また『クロス』次元の地球に訪れドールや移民船の技術を提供した異星人エルマは古代サマールの末裔)
  • トリニティ・プロセッサーがゲートを管理している間、ゲートを通じて時空間の狭間にアクセスし、古代サマールの次元でヴォイドがオリジナルアレスを生み出しゴーストの襲撃を受けたことを読み取っていたのかもしれず、これを基にオリジナルアレスやゴーストの情報を得ていた可能性(ウロボロスパワーがホムラ・ヒカリを原点としている、原初のウロボロスが翠玉色、デバイスのコアクリスタル部分も翠玉色などであることから、これを強く読み取ったのは恐らく3基の内のプネウマ1基)

という、この2つの推測が割と現実味を帯びてきそうな感じがする。

ただ、ヴォイドがゲートの時空転移能力を6つのコアに還元してオリジナルアレスを作ったように、巨神界・アルストで世界の消滅を回避するために作り上げた「オリジン」に時空転移能力が仮にトリニティ・プロセッサーが持つ情報等を基に備わっている(デバイスにさえ搭載しなかった時空転移を伴わなければ2つの世界は消滅から免れることはできない、という考え方)とするならば、オリジンによって再生された世界はもしかしたらゴーストの殲滅対象になるのかもしれない。

『クロス』の話が『1』~『3』の原点に向かうとは考えにくい

『クロス』の存在達が汎移民計画で各次元を転々としていき、最終的にクラウス世界の星を作り上げた…という予想が建つかもしれないが、これに関してはクラウス世界の次元との整合性どころか矛盾が生じる点があるので考えられない

理由については下記の通り。

  • 『クロス』組は惑星ミラから脱出した時点で、アルがヴォイドの記憶から読み取った情報によりゲートの存在や力を知り得た。しかし、クラウス世界でゲートが発見された時、未知の物質とされておりゲートという概念そのものが初見となっている
  • 仮に『クロス』組がクラウス世界を作ってゲートを発見・研究したとしても、3本の軌道塔・ビーンストークやオービタルリングを形成することになり、『2』DLCでノポンダイセンニンの力でアルストを探索したエルマは世界樹(3本の軌道塔・ビーンストークのうちの一つ「第1タワー・ラダマンティス」)について知らなかったようなので、ここで矛盾が生じる
仮に自分達が作り上げた世界なら、こんな反応はしない

「惑星ミラ」という星については謎のまま

「ゲート」という存在によって惑星ミラの次元という概念は説明されたが、惑星ミラという星の謎については語られていない。

巨神界と同じ「テレシア」モンスターが何故惑星ミラにいるのか、一部ノポンは何故人間のことを巨神界のように「ホムホム」と呼ぶのかは不明のまま。

ニール・ネールの話やアートオブミラの説明から推察するのであれば、古代サマールの技術を受け継いだ星々がテラフォーミングを惑星ミラで行った際、ゲートの時空転移能力に関する能力の一部も持っていたために、その力で惑星ミラがそれに類似する力、即ち他の大陸のものを引き寄せる力を帯び、ミラは遥か別の次元の未来(オリジンで再生された星)からテレシアやノポンを引っ張ってきた、というように考えられる。

しかしそんなことをすれば、恐らくゴーストは黙っていない
仮にそういったことをしていれば、クリューやそれらから技術を伝えられた星々は今頃ゴーストによって全部消失させられているはず。その技術が惑星ミラで用いられたなら、白鯨やグロウスが到達するより遥か昔の時点でゴーストに消されているはず。

となれば、クラウスの世界とクロスの世界の2つの地球で同じような「地球種汎移民計画」が実施されていたように、クロス世界の宇宙にも、巨神界でザンザが作り上げたテレシアという存在が別概念としてあったり、人間をホムホムと呼ぶノポンが存在していたのかもしれない。
現時点では、ゴーストとゲートの関係性からこれ以外に整合性がとれるものが存在しない

『クロス2』はありそう

転移能力で辿り着いた星は、見た目的にもオリジンで再生した星というわけではなさそう
仮にオリジンで再生した星に合流するとなれば、『クロス』側はやっておけなければならないことがある。

『クロスDE』第13章を終えた時点では、身体がB.B.のまま。つまり子を成すことができない状態。
巨神界ではマシーナとの混血も恐らく始まっている(ランツなどのケヴェス兵)し、アルストでもクラウスの最後の手向けによる「命の記憶の循環」機能の改変によりブレイドとの子を成すこともできるようになっているはずで、この状態で2つの世界は融合したり再生している。
その世界と合流するには、『クロス』側の地球人は子を成すことができる状態になっていることが必要なのではないだろうか。

新白鯨に乗っている地球から旅立った者のうち、生身の肉体の状態となっているのは、オリジナルアレスに搭乗する条件として生身の肉体のままだったアルと、コールドスリープで生身の肉体を持って来た異星人エルマの2人のみ。

セントラルライフは破損しているので、この機能を使ってアルとエルマ以外の地球人がB.B.から元の肉体へ戻ることは現状不可能。
しかし、セントラルライフの培養液を持ってきているはずなので、新白鯨が辿り着いた星で地球人の肉体に関するやりとりを行うのだろう

『新たなる未来』の最後に再生した星にやって来た光は、『クロス2』などで肉体を取り戻した地球人を含む者達なのかもしれない。

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