発発売前情報時点における推測
『風花雪月』4ルート+DLCストーリー+アビス書籍に関する分析記事も参照のこと。

『風花雪月』より過去である可能性がほぼ濃厚
現情報より確認できる要素群から、過去である可能性が非常に高い。
「暦」から見る
まず、フィールド探索画面での左下の年月日。
「1449年7月20日」という表記だが、これは我々の世界の「グレゴリオ暦」に相当する。

この1449年という数字を以て、『風花雪月』の未来(『風花雪月』は帝国暦1180年)であると考える者もいるようだが、この者達は恐らく『風花雪月』のDLCでのアビスの書籍を読んでいない。
女神の眷属の獣レアがアビスに隠蔽・封印した書物には、下記のようなものがある。

全文は下記の通り。
暦の謎 第二篇
帝国暦が制定されて久しいが、それ以前の暦では、1年は守護の節から始まり、星辰の節で終わっていたことがわかっている。
十二節は存在せず、「節」の代わりに「月」という呼称を用いていたという。
守護の節が1月、天馬の節が2月……というように数字が1ずつ増えていき、星辰の節である12月で1年が終わる。
風情はないが、合理的な呼称であることは間違いない。
古き暦の起源はわかっていない。もし辿れるなら、おそらくは神代に答えを求める羽目になるだろう。
途方に暮れるほど昔から暦は存在した。
わかるのはその事実のみである。
暦の改変は世に混乱を招く。にもかかわらず、なぜアドラステアの初代皇帝ヴィルヘルムは、
有用な古き暦を廃して帝国暦を制定したのか。
それには幾つかの理由が考えられる。
一、セイロス教の影響
節の名称やその背景となる文脈は、セイロス教の教義に基づいていたり、聖人に縁のあるものであったりする。
暦をセイロスの教えに即したものにすることで、教義や行事の浸透を図ったり、セイロス教の正統性を強めたりする狙いがあったことは、想像に難くない。
これは、アドラステア帝国が建国時からセイロス教会と密接な関係にあったことを示す証拠でもある。
あるいは主が暦を変えることを求め、それを預言者セイロスから伝えられたヴィルヘルムが、制定するに至ったのかもしれない。
一、権威付け
暦とは時であり、暦の制定とは時の流れの支配である。
建国後、瞬く間に勢力を伸長させたアドラステアは帝国暦を制定、遡って建国を元年とした。フォドラ統一を前に、自国の権威を高める意味合いがあったろうし、新たな時代を創る誓いであったのかもしれない。
色々と考察めいた文章となっているが、恐らくはセイロス(レア)がアガルタ文明を隠蔽する目的でアドラステア帝国、暦を「節」に切り替えるよう命じたのだろう。
つまり、フォドラにおいてはアドラステア帝国が建国された時点(ネメシス戦争より前)から、元々のフォドラにおける原住民であるアガルタの民が使っていた我々の世界の「グレゴリオ暦」(年月日)がレアにより廃止され、「帝国暦」(年節日)が制定されている。
当然ながら、帝国暦が作られた時点でフォドラの暦は1年からカウントされるため、アガルタの民やダグザなどの諸外国、つまりこの星の原住民が使うグレゴリオ暦との年は数字が合わない。
『万紫千紅』の暦では、地球外生命体ソティス由来のレアが作り上げた帝国暦のような「○○の節」という月に相当する呼び方が使われておらず、我々の世界と同じ「α月」という形になっている。
グレゴリオ暦の数字だけでは確実な形で過去・未来を断言することはできないが、それに加えて後述のような過去を強める要素群もある。
ディートリヒがフォドラの「ラミーヌ一家」であること

ディートリヒチームの肩書が「ラミーヌ一家」とされている。
ラミーヌとは盗賊集団「フォドラ十傑」の一角であるが、ラミーヌ本人はネメシス戦争後、レア率いるセイロス教団によってフォドラ十傑共々全滅した。

ただ、十傑の子孫らはアドラステア帝国に集められている。
この時点であるならば、ラミーヌ家という形で存在することができているため、現状では「過去」という見方が強い。
仮に未来であるとした場合、エーデルガルトルートのイエリッツァ若しくは何らかのルートのメルセデスがラミーヌ家を復興したと考えることになるのだろうが、メルセデスに関してはどのソロ・ペアエンドにおいてもラミーヌ家の復興をしたともする予定とも記されておらず、なんならエーギル家やゴーティエ家に入ったり、ヌーヴェル家と共にマルトリッツ家を復興したとしかない。
イエリッツァ/エミールに関してもエーデルガルトルートのペアエンドでも、ラミーヌ家の復興をしたとは語られておらず、ベルナデッタのヴァーリ家やコンスタンツェのヌーヴェル家に居ついたようなことしか書かれていない。
つまり、メルセデスやイエリッツァがラミーヌ家を復興した未来自体が存在するものではないため、そもそもその時点で未来は考えられない。
というよりも、フォドラ十傑に由来する貴族の家のうちでは「ラミーヌ家」だけが『風花雪月』の貴族名鑑にも一切の記述がなく登場もしていない異質な家のため、恐らく過去で以てその闇に包まれたラミーヌ家を描写し、『風花雪月』に至るまででどのような末路を迎え、マルトリッツ家やバルテルス家にラミーヌの紋章持ちが産まれたのかを描くものと考えられる。
ラミーヌ一家のエンブレムにラミーヌの紋章が刻まれているため、その可能性は高い。

キャラクターデザインの話にはなるが、以前の記事でも触れている通り、ディートリヒはイエリッツァの戦いを好み死合いを求め続ける性格と、メルセデスの巻き髪をはじめとした美しさの両面を併せ持っている。


メタ的に見れば、イエリッツァとメルセデスの2つの要素を持つディートリヒが彼らの先祖であるのでは。
オーバンの紋章を持つカイ、そしてオーバンの存在

ダグザ帝国という地に「オーバンの紋章」を持つカイが存在していることから、
彼は四使徒の一角であるオーバンの子孫か、或いはユーリスやバルタザールのように四使徒(カイの場合はオーバン)の血をその身に受けて後発的に紋章を宿した存在のどちらかだろう。
四使徒とは『風花雪月』DLCストーリー及びそのクリア後の本編で語られた、オーバン、ノア、ティモテ、シュヴァリエの4名であり、四聖人(キッホル、セスリーン、インデッハ、マクイル)やレアと同じく、女神の眷属の獣。


オーバンがダグザに来ているため、これはフォドラにおいてレア主導でのソティス復活のための「宝杯の儀」が失敗した後の話になることになる。
そしてこの年では同時に「ガルグ=マク大修道院」が完成している。


ユーリスによれば、セイロス(レア)が行った宝杯の儀では、「始原の宝杯」に捧げる四使徒の血の量が少なかったために、ソティス復活は叶わなかったとされている。
その後、現代にてアルファルドが『風花雪月』主人公の母「シトリー・アイスナー」を復活させるために、四使徒の紋章を受け継ぐユーリスら4名の血全てを捧げようとしていたことから、恐らく宝杯の儀では四使徒一体分の血が丸ごと、4人分必要であったと考えられるだろう。

仮に蘇生対象がソティスであれば恐らく成功していたと思われる。
この時点でレアがユーリスらの血を使って儀を行わなかったのは、既に炎の紋章を心臓に宿しソティスの魂を持つ主人公を造り上げていたため。
当然ながら、レアが宝杯の儀でソティス復活を達成するには四使徒の血が全て必要であったため、失敗した時点で血の不足に気づき、四使徒に全ての血を捧げるように迫ったのだろう。
このレアの異常性にビビった四使徒はレアの下から離れ、始原の宝杯をレアの目の付かない「封印の谷」に四使徒の紋章でのみ解除できる封印を施して隠し(作中では四使徒の紋章を持つユーリス達の誰かの紋章が反応し、始原の宝杯の封印が解かれている)、さらに二度と宝杯の儀がレアによって執り行われる(四使徒が犠牲になる)ことがないよう、フォドラの内外に身と紋章を隠していった、という説が現状最も有力的に考えられる。
こうなったレアはソティス復活を諦められないので次なる策として、自分で実験体を作り出してソティスの器を作ろうとした、という形。


四使徒は女神ソティスを自分の命を捧げてまで復活させようとは思っていなかったのだろう。
これは四聖人のうち、マクイルとインデッハがレアの作る政教一致国家フォドラの俗世から離れ、隠居生活を行っている面に通ずるものがある。(外伝でセテスを連れていっても、彼らはレア奪還のための共闘はしないと述べていた)
どのみち、レアに従う女神の眷属はセスリーン(フレン)とキッホル(セテス)以外には存在せず、どちらかというと他2名の聖人や四使徒はレアとは離反体制にあると考えられる。


そして、恐らく女神の眷属として正を受けたフォドラから離れダグザに身を置く女神の眷属と思われる神威法王もそうなのだろう。
ソティス(らしき人物)の容姿と聖墓について
初報PVから分かることは、聖墓の玉座が『風花雪月』の時代よりも明らかに新しい。

『風花雪月』の場合、風化したりヒビが入っていたりと劣化している。

また、『風花雪月』時点での「地球外生命体ソティス」は既に亡き者であり、レアによって主人公の心臓に埋め込まれた炎の紋章により、主人公の精神内に付随しているだけに過ぎない。
「アガルタの民により女神の眷属やソティスの骨を使って作られた英雄の遺産がありながら、何故ソティスが?」と言う者もいるようだが、仮に『万紫千紅』時代にこのソティスがいるとすれば、自身が既に亡き存在ではあるものの魂自体は不滅の存在であるため、何ら問題は無い。
また、その容姿に関して『風花雪月』では少女風だが、『万紫千紅』では大人びた姿となっている。


しかし、『風花雪月』ビジュアルでの、宇宙から地球に来訪した際の姿は、『万紫千紅』よりもさらに大人びたもののように見える。

これに関しては、アガルタの民時代に地球来訪→『万紫千紅』→『風花雪月』という時間の進行の度に、ソティスの容姿はどんどん幼くなっているとみることができる。
幼少になるにつれ、自分が行使できる力も少なくなってきているのではないかとも考えられる。
しかし、2ndPVにて新たに公開されたソティスの行動の中には、聖墓の玉座の下層に多数の存在を確認できる。

魂のみの存在となったソティスがいる『風花雪月』の主人公と会話をするなどで登場する聖墓は精神世界の映像のようなものでしかない。
これは明らかに、肉体を持って存在していた生前のソティス、つまりアガルタの民のザナド虐殺がまだ行われておらず、聖墓の玉座が全く劣化していないことから、ソティス存命時にナバテアの民がフォドラ中央に聖墓を作って間もない頃の記憶描写というのが、現状最も有力な説となる。
だがその割には、過去の描写として表現するモノトーン描写が用いられておらず鮮明なフルカラー描写となっている。
若しかするとだが、ダグザ帝国の時系列となる宝杯の儀失敗辺りがメインの時間軸で、そこからソティスとアガルタの民にまつわるさらに過去の時代まで何らかの力でタイムジャンプをする展開があるのかもしれない。
『風花雪月』ではソティスの力(天刻の拍動)で時戻しが出来ていたので、その可能性は考えられる。
アガルタの民の記録にもあった「異形の巨躯」
2ndPVに次のようなカットが流れていた。

そして、『風花雪月』DLCにおいて、太古のアガルタの民が遺したと思われるレアにより隠蔽された書物がアビスにあり、それには下記のように記述されている。

全文は下記の通り。
古の神が住まいしはずの地ティニスにて、ついに神ならざるものが目覚める。
異形の巨躯が、世界を水の底に沈めるために蘇る。
すべての人の子らに滅びを、すべての獣、すべての鳥、すべての魚に救いを。
命の血を流しすぎた人の子らに、報復を。
世界が水の底に沈む前に、神ならざるものを討つ。
そのために人の子らは光の柱を地に立てた。
ティニスも、マールスも、セプテンも、リウムも、すべてが破壊し尽くされ、大地が消えた。
それでも神ならざるものは立っていた。
絶望という名の洪水が、世界を覆った。
人の子らは地の底へと逃げた。
神ならざるものの目の届かぬところへ。
太陽の光の届かぬところへ。
絶望の水が入り込まぬところへ。
やがて獣の支配する地上への、
神ならざるものへの復讐を誓って。
冒頭にある「異形の巨躯」という言葉があり、PVの巨大怪物は『風花雪月』時点では全くの謎に包まれていたこの存在であると考えられる。
PVのものが「異形の巨躯」であるならば、これはソティスが召喚したという形になる。
だが、後述の「イシュマール」及び謎の人物という存在があり、『万紫千紅』時代にもこれがソティス以外の存在に召喚されたのでは?と考えることができてしまう。
白き存在「イシュマール」と謎の人物


前項の「異形の巨躯」を一閃し撃破している白き存在「イシュマール」が登場している。
これはソティスから「お主達を滅ぼし、生者達を導く救世主」とされている模様。
「導く」とは『風花雪月』の主人公ベレス・ベレトのメインテーマであり、ソティスが遣わせた存在であると考えられる。
アガルタの民を滅ぼすためにソティスが起動させた「異形の巨躯」を、ソティスが遣わせたイシュマールが討っていることから、この場面での「異形の巨躯」はソティス以外の誰かが召喚したと捉えることができる。
その人物はこれ。

背後のみの描写しかないが、エルフ耳と緑色の髪を持つことから、この存在も「女神の眷属」であると考えられる。
この人物は、特異的な力によって「異形の巨躯」を召喚しているようなシーンがある。


まず考えられるのは、この女神の眷属が召喚した「異形の巨躯」が、ソティスの遣いのイシュマールに討たれていることから、女神の眷属でありながらソティスと対立関係にあるという、これまでにないケースの存在であることが読み取れる。
さらに考えるならば、この女神の眷属はアガルタの民と結託しているとも考えられる。
というのも、アガルタの民がネメシスら盗賊団を使役してザナド虐殺や聖墓のソティスの遺体回収を行うにあたって、何故ここまで女神の眷属(ナバテアの民)に関する情報に長けていたのかは不明のままだったが、この人物がアガルタの民に眷属の情報をリークしたとなれば、割と筋は通る。

ただ、やたら嘘をつく癖があるこの者の言葉を信じられないので、クロードに女神の眷属について聞かれたときにすっとぼけたように、知っているが伏せている可能性はある。

ソティスに牙をむく存在であるということは、女神の眷属でありながらソティスの作る新人類(現フォドラ人)や新世界を拒絶しているという形になり、それは即ち旧人類であるアガルタの民とアガルタ文明の存続を目的とし、女神の眷属や新人類が支配したフォドラという地をアガルタの民へ返そうとしている、或いは自身が女神の眷属やソティスを皆殺しにして新たな女神になろうとしているのではないだろうか?
また、ソティスの召喚する「異形の巨躯」を扱えたり、「邪剣」と呼ばれる冥界の力を宿している武器とも関連性があると考えられることから、この女神の眷属もダークマター技術に長けており、ソティスに近い力を行使できることから女神の眷属ではNo.1の存在なのではないだろうか。

そして、神威法王との関係性は…?
仮にこの女神の眷属の子孫が神威法王であるとした場合、自分の当初の推測通り、神威法王の目的はダグザ帝国で猛者を集め、フォドラを牛耳るレア及びセイロス教団の殲滅となるのだろうか?

当初はアドラステア帝国寄りの存在で反レア・親ソティス・親アドラステア帝国のような立場かと思っていたが、若しかしたら反レアであることには変わりはないにせよ、親アガルタ的な存在なのかもしれない。
その場合は明確に反ソティスとなるが…
アガルタの民
アガルタの民(フォドラが地球外生命体由来の生物に支配される前の原住民)と思われる人物「ファビオ」が登場することが発表されている。

彼は同じくフォドラ出身のディートリヒのチーム「ラミーヌ一家」として登場しており、公式Xでのキャラクター紹介ポストでは下記のような記述があった。
遠いフォドラの地からやってきた、セイロス聖教会の謎多き宣教師。
理性的な反面、他人を「獣」呼ばわりして見下すクセがある。
主人公のディートリヒとは同郷だが、元々の面識はない。
アガルタの民がフォドラ人や女神の眷属を「獣」と呼ぶのは、
- フォドラ人が地球外生命体ソティスによって作り出された新人類であり、また女神の眷属は人外であることから、これらがフォドラ原住民や地球人とは異なる生物情報(紋章など)を宿していること
- 地球外生命体の女神ソティスを信仰するフォドラ人が、飼い主に尻尾を振る飼い犬のような家畜同然のさまであること
の2点によるものである。


ファビオの会話を見ると「知性ある者との対話は拒まず、相応の敬意をもって接する」と発している。
フォドラ出身のエスメラルダに対してはそうではないことから、やはり地球外生命体由来のフォドラ人及び女神の眷属に対しては「獣」呼ばわりをして知性が無いと判断しているようで、ダグザ帝国のダグザ人などフォドラの外の人間に関しては、自分達と同じ地球原住民の人類であるため、「獣」呼ばわりはしないのではないだろうか。

セイロス教の宣教師としているようだが、実際には『風花雪月』のソロン(トマシュ)やクロニエ(モニカ)、コルネリア、タレス(アランデル公)のように、「ファビオ」という存在に成り代わっているものと考えられるだろう。
ただ、眼球の向きがバラバラなどで、この時代では「人に成り代わる術」自体がまだまだ未完成の領域なのではないかとも推測できる。(単に成り代わり先であるオリジナルのファビオ自身がこういう眼だった、という可能性もあるが)


バトル画面においては、『風花雪月』で登場した闇魔法「ドーラΔ」を使用しているため、やはりアガルタの民であることはほぼ確実。

ドーラの説明文に「暗黒物質」とあるので、自分が冒頭の前記事にて考察した「アガルタの民がソティスから伝えられた地球外の技術の力はダークマター由来」というものは恐らく当たっている。
また、主人公の一人でありオーバンの紋章を宿すカイもダークマターに由来する力を使っているような描写があるので、アガルタの民に関連する人物なのかもしれない。


新たな女神の眷属
『風花雪月』には登場していなかった新たな女神の眷属と思わしき人物が確認できる。
ニネという人物はフレンのような髪色の容姿を持つが、衣装に刻まれているのはなんと「オーバンの紋章」。

この人物の正体に関して、下記の2点が考えられる。
- 女神の眷属の獣である四使徒の一角「オーバン」本人
- オーバンとは別個体の「氷竜」の一族
前者に関しては、フレン(セスリーン)やセテス(キッホル)のように眷属としての名を隠して「ニネ」と名乗っているという具合。
ただ、紋章は冒頭の記事の通りタロットの「大アルカナ」になぞらえられており、オーバンの紋章の場合は「吊るされた男」であるため、女性のこのキャラがオーバン本人かと言われると微妙か。一応、「死刑囚」「刑死者」という呼び方もあるようなので、可能性はゼロでは無いが…
後者に関しては『風花雪月』の時点で、オーバンの紋章に適合する英雄の遺産「ドローミの鎖環」が作られている状態でありながら、ネメシス戦争終了後にオーバンが存在しているため、そもそも女神の眷属は同じ紋章情報を持つ種類(一族)が何体も存在していた、という考え方。
そして、セテス(女神の眷属にして四聖人の一角・キッホル)らしき人物もいる。

『無双 風花雪月』によれば、昔は女神の眷属であることを隠すために緑色の髪を黄色に染めていたということが語られており、『風花雪月』のセテスよりも髭が無く若い印象があるので、やはり『風花雪月』より過去だろう。
ニネが緑色の髪をそのまま晒している一方、このセテスと思わしき人物は黄色に染めている。
女神の眷属であると知られること自体は問題がないようなので、セテスが染めているのはレアに従うセイロス教団側の存在、或いは四聖人であることを認知されるのがまずいからなのだろうか…?
ニネがオーバン本人だとすれば、宝杯の儀失敗の件で何かと不都合があるからとも考えられるが。
ただ、帝国暦の年表によれば、セテスが教団の大司教補佐として命ぜられたのは帝国暦1162年なので、この時点ではまだ教団の重役には就いていないと思われるが…
それはそうとしてアレキサンドラちゃんが可愛すぎる。
ちゃんと結婚候補か?
結局、時系列としてはどのあたり?

ここまでの情報・考察から得られる情報として、
- 「英雄の遺産」が既に存在するため、アガルタの民がザナド虐殺と聖墓荒らしを経て、紋章持ちの盗賊王ネメシス、盗賊集団フォドラ十傑及び英雄の遺産を作っている
但し、アビスの書籍から、フォドラ十傑は王であるネメシスに従っていただけであり、英雄の遺産や紋章の正体を知らない。ネメシスだけは金鹿の学級編最終戦での会話等からそれを知っている可能性がある - 十傑の子孫が存在し英雄の遺産が一定の時間を経て貴族の家に伝わっているため、ネメシス戦争が勃発しアドラステア帝国とセイロス軍の連合軍が勝利し、フォドラ十傑がセイロス教団に始末され英雄の遺産が教団に回収され、十傑の子孫がアドラステア帝国に集められた後の状態
- ダグザにオーバンの血脈か或いは血を分けた者たちがいるため、ガルグ=マク大修道院が完成し、レアが四使徒の血を使って宝杯の儀を行いソティスを復活させようとしたが失敗した後
- 『風花雪月』ではエーデルガルトルートにて全滅した教団由来の女神の眷属のうち、セテスらしき存在もいる
- 『風花雪月』でのダグザではシャミアとの会話からするに女神の眷属や紋章といった情報が消え失せている一方、本作ではその情報はあり交流もある程度ある
であることはほぼ濃厚。
これをフォドラの帝国暦で見れば、
| 帝国暦 | 出来事 |
|---|---|
| 91年 | タルティーン平原での会戦でネメシスがセイロス(レア)に討ち取られる。 地球外生命体ソティスの心臓こと炎の紋章が埋め込まれた「天帝の剣」はレアが回収。 ネメシスが討たれた後も戦争は続き、盗賊集団フォドラ十傑はセイロス教団に殺害されていく。 十傑の持つ英雄の遺産はセイロス教団が回収して回る。 十傑の子孫らはアドラステア帝国に集められる。 |
| 98年 | ネメシス戦争が完全に終結 |
| 185年 | フォドラの中央の聖墓がある場所に「ガルグ=マク大修道院」が完成。 同時にレアが「始原の宝杯」を用いて宝杯の儀を行いソティス復活を目論む。 儀式にあたり四使徒の血を僅かに用いたが失敗。 「始原の宝杯」が四使徒によってレアの知らない場所に使徒紋章により封印され、 四使徒はフォドラ内外に姿を消す。 |
| 721年 | ダグザが海を渡りフォドラに侵攻する「第一次ミアハ戦役」勃発。 撃退自体はできたが帝国内の地域ミアハの被害は大きい。 |
| 728年 | ミアハの経緯から、アドラステア帝国はダグザと協力関係にあるブリギットに侵攻。 これに帝国が勝利しブリギットを従属させる。 (後の『風花雪月』本編におけるブリギット姫・ペトラにまつわる経緯) |
| 731年 | ブリギットがアドラステア帝国の支配下に置かれたことでダグザの戦力が落ちたため、 今度はアドラステア帝国がダグザへの侵攻を試みたが敗退。 敗因はフォドラではレアが文明抑制をしているために存在しない、 ダグザ帝国の「銃」をはじめとした重化学工業由来の武力兵器群だと思われる。 |
| 747年 | アドラステア帝国内の盗賊集団フォドラ十傑・ブレーダッドの子孫である「ルーグ」が、 帝国内に潜んでいたアガルタの民の軍師パーンに唆され、 鷲獅子戦争を経てファーガス地方を妄執国「ファーガス神聖王国」として独立させてしまう。 アガルタが地上を取り戻すためのフォドラ戦力分散・内乱がここから本格的に始まる。 |
185年の宝杯の儀失敗~721年のダグザのフォドラ侵攻の間であると、現状は最も有力な説として考えられる。
また、フォドラ内に限られる地球外生命体由来の帝国暦ではこの年代であるため、
『万紫千紅』の時代と思われる帝国暦185年~721年は、アガルタ文明やダグザ帝国など旧人類(地球原住民)のグレゴリオ暦によれば1449年辺りであることになる。
『風花雪月』視点から『万紫千紅』はどうなっていく?
先述の帝国暦の年代表から、アドラステア帝国暦721年におけるダグザのフォドラ侵攻に関しては、恐らく『万紫千紅』でフォドラ(特に女神の眷属関連)がダグザに危害を加えたものによると考えられる。
つまり、『万紫千紅』ではフォドラとダグザの関係悪化に関する展開があるのではないか。
というのも、2ndPV冒頭でダグザ帝国は「神々の支配により繁栄を極めた」と称されており、フォドラの地球外生命体由来の生物やそれ(偽りの女神ではあるが)を崇めるセイロス教団とは決して相容れることのできない、宗教的対立が起こると考えられる。
これに関しては、フォドラ原住民であるアガルタの民の神(ティニス等)を踏みにじって、地球外生命体を崇拝させようとしたソティスと似ている点がある。
また、『風花雪月』本編時代ではダグザ出身のシャミア曰く、
- フォドラは人外魔境じみている
と述べているため、『風花雪月』本編時代のダグザではフォドラの紋章や女神の眷属といった存在・認識は完全に無くなっていることはほぼ明らか。
或いは、『万紫千紅』の時点でもフォドラ出身のエスメラルダがダグザの民に「ブレーダッドの紋章(神のしるし)」を見せると、「そのような神は(ダグザには)いない」どころか「お前達は悪魔」とさえ言われていることから、『万紫千紅』の時点で既に何らかの関係悪化は生じていると思われる。
(まあ、地球外生命体がもたらした血と紋章をはじめとした能力を見れば、誰でも「悪魔」と言うだろうが…)





エスメラルダとその父は、その耳を隠さず人間の耳であり緑色の髪とは程遠い色であることから女神の眷属ではなく、盗賊集団フォドラ十傑の一角「ブレーダッド」の子孫と考えられる。
『風花雪月』でブレーダッドの子孫であるルーグ、ランベール、ディミトリといった人物らが、軍師パーンに唆されてファーガス地域をアガルタの民の目論見通りに分裂させてしまったり、アガルタの民の策でダスカーの悲劇を起こしてダスカー人を虐殺したり、妄執の王子として国を放棄してお門違いの人物の首を執拗に狙い甚大な被害を齎し戦争を無駄に長期化させたなど、徹底的に「惨め」な醜態を晒していったため、恐らくエスメラルダもそれに類似する「惨め」な姿を見せるのだろうか。
エスメラルダとは別に、『風花雪月』ではマリアンヌが宿していた「獣(モーリス)の紋章」を持つキャラ「ウーシュラ」が登場しており、こちらは容姿もマリアンヌそっくり。
モーリスは盗賊集団フォドラ十傑と同じく、盗賊王ネメシスと共に教団やアドラステア帝国と戦ったが、その後は紋章の強すぎる力によって魔物と化し、以降は森にて身を潜めていたため十傑には数えられていなかった。

先述の通り、『風花雪月』時代のダグザには女神の眷属に関する要素は全て無くなり歴史から完全に抹消されているようなので、『万紫千紅』でダグザ帝国にやって来たフォドラ出身の人物たちは、ダグザに残り続けることはできるのだろうか?
仮に残ったとして、そこで子孫を作るなどすれば地球外生命体由来の生物情報がダグザ内で引き継がれてしまうので、後世の描写とは矛盾が生じる。
そうなるとフォドラ組は、
- ダグザで子孫を残すことなくフォドラへ帰る
- ダグザで伴侶ができるが、共にフォドラへ帰って子孫を作る
- ダグザで子孫を残すことなく、ダグザに残りダグザで死んでいく
- ダグザで子孫を残すが、その地球外生命体由来の生物情報を宿す子孫は近い未来でダグザに全て処分される
のいずれかの道しか辿ることができない。
しかし希少なラミーヌの紋章を持つディートリヒ無くしては『風花雪月』時代でラミーヌの紋章が受け継がれることもなく、ディートリヒの2つの要素を1つずつ持つイエリッツァ/エミールやメルセデスが産まれてくることすらなさそうなので、やはりフォドラ組は伴侶ができるか否かに関わらずダグザから離れるのではないだろうか。
そうなるとして、約500年後にはダグザがフォドラのミアハに襲来する、アドラステア帝国がダグザへ侵攻するなどで、子孫はダグザと戦うことになるのだが。

